■い行



■息つき

アクセルペダルを踏み込んで加速している途中で、エンジンの出力が低下する現象を指します。
ミスファイヤーなどで、出力低下が短時間に急激に起こる場合を【スタンブル】、 出力低下はわずかで長めに続く場合を【サグ】と呼んで区別しています。

■イグナイター(igniter)

イグナイトは点火を意味する英語です。トランジスター点火装置で点火系電子回路の制御を行う部品をいいます。

■イグニッションコイル(ignition coil)

点火コイルです。スパークプラグに火花を飛ばすための高電圧の電流を発生させる装置で、鉄芯にエナメル線を200〜500回巻き付けた一次コイルと、その上に重ねてより細いエナメル線を1500〜2500回も巻いた二次コイルから出来ています。バッテリーの12ボルトの電流を一次コイルに断続的に流すと、二次コイルに約1万ボルトの誘導起電力が発生するので、これをハイテンションコードでスパークプラグに導きます。

■イレブン(11)モード(eleven mode)

排出ガスの濃度を測定するための走行パターンで、50年規制に採用されました。郊外の住宅地に住む人が幹線道路を経由して市街地に入るというケースを想定しており、冷えた状態のエンジンをかけて25秒間アイドリングし、11のモード(運転方法)を4回繰り返して排出ガスに含まれる成分の重量を測定する方法の事です。

■インジェクター(injector)

圧力をもった液体をノズルから噴出させる装置です。
ガソリンインジェクションではソレノイドコイルに電流を流して、ニードルバルブを開ける方式が一般的で、 通電時間によって燃料の噴射量が決まります。
ディーゼルエンジンでは、自動弁によって燃料の圧力が設定値に達したときに、 噴射口が開いて噴射するのが普通のようです。
メーカーによって同じ容量でも許容範囲は様々で、エンジンのパワーを上げる時などには注意が必要でしょう。

■インターセプトポイント(intercept point)

ターボチャージャーエンジンでアクセル全開(全負荷)時に過給圧のコントロールが始まる過給圧で、 設定値以上に過給圧が高くならないポイントの事です。
この時のエンジン回転数を【インターセプトポイント回転】と呼びます。
みなさん?ご自分の車のインターセプトポイント(回転&過給圧)や最大過給圧を意識した事がありますか? コレを意識することにより、未然にターボチャージャーの異常を発見する事も可能です。