■は行



■ハイドロクラッキングオイル(hydro cracking oil)

水素を添加して不純物を取り除いた(精製した)物です。 通常の鉱物油とは違い、かなりのレベルで分子の大きさが非常にキメ細かく揃う為、 化学合成油と同等と考えられています。現在大手メーカーでの開発も進んでいます。 このオイルに関しては非常に曖昧(あいまい)でヨーロッパでは鉱物油の一種として耐久性に劣ると考えられています。 2〜30000km持つ耐久性がEU基準なのですが、これはヨーロッパ人がオイル管理にズボラなのではなく、 地球環境を考え、オイルを処理する無駄なエネルギーを削減しようと言う考え方からきています。
一方、アメリカでは石油産出に余裕が有るため、更には石油協会の力が強い国政のため、 オイルの品質よりも産業的なものを重視しているので、鉱物油が中心の 市場となっていて、オイルによる環境対策という考え方はありません。
近年は環境にも注目される時代となってきたところに、 大手メーカーが水素添加系オイルを化学合成油と認めるべく裁判を起こし 勝訴しています。これにより、水素添加系オイルが日の目を見るようになりました。 また、日本では鉱物油とさほど変わらないコストで水素添加系オイルを 精製できることから、需要がアップしています。こうした背景により、 アメリカの影響の大きい日本の市場では、数多く流通しています。 自動車メーカー純正でも採用されるくらいです。
※上記の理由により、この鉱物油は100%化学合成油として大々的に販売されています、 本来の100%化学合成油をお求めになられる方は、ご注意下さい。
因みに私の使用する「パワークラスターオイル」の100%化学合成油で、 この様なオイルは一切使用されておりません。

■ハンチング(hunting)

エンジンのアイドリング中に発生することのあるブルッブルッという振動の事です。アイドル回転が数十回転のオーダーで増減する周期的な振動で、特にディーゼルエンジンで起こりやすいと言われています。
エンジン回転の自動制御システムでフィードバック調整機能が周期的に変化することが原因になる事が多いです。
センサー類が信号を正確に拾うことが出来ず、フィードバックがうまく行えない時などにも出る症状です。振動の幅は数十回転から大きいものでは数百回転まで振動する事もあります。