キャンディーポット 駒田艶子

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 わたしとトールペイント
 

 記 '06.11















 私が初めてトールペイントを知ったのは2人目の子供が出来て2,3年たった頃でしょうか。遊びに行った友達の家でトールペイントの作品を見たのがはじまりでした。

 子供の頃は少女マンガを描くのが大好きでコミックマンガの『なかよし』の影響でよく自分でもマンガを描いていました。自分で描いたマンガを妹に20円で売った記憶もあります。中学の頃は美術部にも入っていましたので、もともと作ったり描いたりすることは好きだったようです。とはいえ、何の知識も経験もないうえに、絵心があるとはいえない私にトールペイントができるかどうか?とりあえずやってみようの精神でまったくのゼロからのスタートでした。

 はじめは自分の描きたいものを本屋で探し、見よう見まねで、ただ真似して描いていましたが、きちんと教室へ通い、カリキュラムにそって基礎から学んでいくうちにいろいろな技法や知識を身につけることができ、今では描くことが楽しいのはもちろんのこと、身につけたことを身近な物に応用したり、オリジナルデザインを考える楽しみもでてきて日常生活の様々なシーンで出てくるデザインや色に感心が深まり、いろいろな角度から物を見るようになってきました。

 トールペイントの出会いから約10年。我ながらずいぶんたくましくなったと思います。
家事のあいまに子供のスイミングやピアノの送り迎えをしていた昔。特に自分の趣味もなく家事と育児中心の生活をしていましたが、トールペイントのお陰で多くの人達との出会いがあり、たくさんの刺激や元気をもらうことができました。家事や育児をしながらも自分の時間を上手に作ってる人達はたくさんいます。いろいろな悩みや不満をもっている人もたくさんいますが、みんなうまく乗り切っておられます。トールペイントに限らず仲間ができ新しい発見もできる『趣味の世界』はパワーの源ではないでしょうか。

 微力ではありますが、そんなパワーの源になるようなきっかけ作りができたらと'03年12月に自宅教室を開くことにいたしました。京都から三重へ嫁いで15年目。知らない土地で心細い私を支えてくれたのはやはりいつも前向きに頑張ってる仲間達の存在でした。そんな元気の出る場、素敵な出会いの場を作っていければという思いと、又そんな出会いの中で私ももっと成長できればと願っています。

 現在は、アメリカンハンディクラフト協会の講師免許を取得し、自宅教室『Candy pot』を運営しながら講師セミナーや海外ペインターのセミナーに参加しながらさらなる飛躍を目指し、ホームページ作りにも挑戦している毎日です。