【ロックンゲームボーイ〜幻のFF外伝聖剣伝説漫画〜】


・「ロックンゲームボーイ」 池原しげと(1989〜1991、講談社「コミックボンボン」連載)

・時代背景
まだTVゲームが子供の遊びの主流だった時代、必ずと言っていいほど少年漫画雑誌にはゲームを紹介する「ファミコン漫画」が存在していました。(例:ゲームセンターあらし、ファミコンロッキー等)
今回紹介する「ロックンゲームボーイ」もそんな数あるファミコン漫画の一つです。

・ストーリー
ゲームボーイ好きの少年、南波一はゲームで世界征服を企む秘密結社「BUG」にさらわれた兄を助けるため、刺客のゲーマーとゲーム勝負を繰り返しながら野望を打ち砕く。
「ゲームで世界征服」って何だコリャと思われますが秘密結社「BUG」曰く「技術の進歩で高性能の兵器が造られるが性能が高すぎて人間が乗せられない兵器をラジコンで操縦するしかないラジコンの操縦ならゲーマーが一番」という理論らしいです…
当時としてはありきたりですが「ゲームを使用して洗脳」とかは今のご時世ちょっとヤバイかも。

基本的にこの手のファミコン漫画では毎回色々なゲームで対戦をするのですが、この漫画では珍しくRPGも取り扱ってました。





・FF外伝聖剣伝説紹介漫画
BUGの本部を探す一たちは兄の逆行催眠で得た情報を元にゲームショップを調査していた。
そんな中見慣れないゲームがあったのでプレイしてみると…














と、こんな感じで南波一は「FF外伝聖剣伝説」をプレイする事になります。
ここのセリフで「発売されていないゲームだ」と言っていますが実際ボンボン掲載時も発売前だったようです。
この事から内容は紹介というよりも宣伝ですね。

気になる聖剣伝説最大の罠であるヒーローとヒロインの名前もためらう事無く実名を入力。
これ見て好きな子の名前入れた読者は数人いたんじゃないかな?


・このFF外伝聖剣伝説紹介漫画の問題シーン「ロデーム!!」「ニャニャニャニャニャーニャニャ…」



















シャドウナイトとジュリアスがとんでもない事に!!
しかも台詞が逆だし…
多分実際のドット絵から想像したんだと思うが…特にシャドウナイトが凄まじい!!
猫耳ヘルム銭形フェイスですよ!!FF3の導師フードに対抗ですかね?
管理人はコレ見て何故かダウンタウンのコント、バベル君とロデム君の松ちゃんのロデムを思い出してしまったよ…
とりあえずシャドウナイトファンとジュリアスファンの方、悪い夢だと思って無かったことにして下さい。







































ヒーローが滝に落ちると、「BUG」のゲームゾーンによって一たちは聖剣伝説の中に入ってしまいます。
基本的にここから先の内容はずっとゲームシステムとストーリーの説明が続きます。
説明の中の「SaGaに似てる」という台詞がなんとも宣伝っぽい…新規タイトルの売り込み感が伝わってきますね…

ストーリー通り、ヒロイン、ボガードとの出会い(ここではヒロインが樹里亜、ボガードは源旛が演じています)や沼の洞窟と
淡々と進んでいきます、一部キャラ名の勘違い(リィリィ伯爵って…)がありますが結構ゲームの雰囲気は掴んでると思われます。










































元々FF外伝聖剣伝説はイベントシーンが丁寧に作られていたのでそういったシーンの絵もかなり忠実に再現されています。
序盤ちょっとわかり辛いバトルアックスで森を進む内容もちゃんと紹介してますね。
この後、禁断の廃坑のトロッコごと落ちる所でゲームゾーンが解けて聖剣伝説の紹介は終ります。(クリアするまで解けないんじゃ…)

・感想
この当時のゲーム漫画はスパルタンXの真のラスボスがシルビアといった嘘内容とかゲームボーイを拳で殴って操作したりと、
結構はっちゃけた内容の物が多かったりするのですがロックンゲームボーイでは結構真面目にゲームを紹介してると思います。
実は管理人が「魔界塔士SaGa」を知ったのもロックンゲームボーイを読んで興味を持ったのが始まりでした。
ゲーム情報を収集する手段が限られていた当時ではこういったファミコン漫画も貴重な情報源だったのかもしれませんね。

ふと今でもファミコン漫画ってあるのかなと思ったのですが…この歳でコロコロとボンボンは立読みできませんね〜。
ちなみに管理人は1巻と2巻と5巻を持ってます。残りの3巻と4巻を探さねば…


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