Pink Sardine's Guitar

ここではわたくしリーダーBUNのギターへの思い等などについてつらつらと書いてみます。他のメンバーのも出来れば増やしてゆきますね。
かーなり片寄ってる内容ですが仕事でギターを弾いて来た以上、これから・・・を考えている人には実践的な内容なのでは・・・。

来れギターキッズ


さて、どこから書こうかなと思ったけれど、まずは意表付いてエフェクターからにしようかな。
こういうページってさ、さもありなんとギターから画像のっけてるHPが多いけれどね、ギターなんか何だっていいのよ、自分で好きな音出て弾き易ければ。



この上の画像で何のペダルだかわかった人はマニアですねぇ。
左は「SUNS AMP GT2」ですね。で、右はワウの「Cry Baby」です・・・がブーストコントロール?!。

「SUNS AMP GT2」

んでは歪み系のGT2からご説明しましょ。
もういくつ買ったんでしょう、歪み系エフェクト。結局仕事で・・・という事で行きついたのがコレ。
歪みなんか真空管でアンプで作らなきゃ駄目でしょう、と言うそこの諸兄、甘い。それはアマチュアの考え。
大体どこのRecスタジオにもマーシャルやブギーが置いてあるわけではないし、99%使うアンプはローランドのジャズコーラスなんですね。

ご存知の通りジャズコーラスは歪みません。で、GT2。マーシャルからブギー、はてはツインリバーブの音も出ます。
ね、この時点でギターがフェンダーだのギブソンだの、ヴィンテージがどうの、とか言ってる場合じゃない。限られた時間で自分の音を出す。これ。
早くセッティングして早く譜面見なきゃ仕事にならんのです。譜面もらえるのはリールが回る数分前なんだから。結構きびしいんです。
で、ジャズコ−ラスでもアンプがあればまだマシ。いきなりラインで録る事もある。そんな時でもGT2はハイインピーダンスなので卓直結OK。
きちんとセッティングすれば、ちゃんとアンプの音が出てくれるからね。爪痕のハードな音、知ってるよね?あれもアンプはジャズコーラスなんです。
しかも確か50Wのシングルスピーカーのやつだった。ボロボロの。GT2はMICがセンター、MODがハイゲイン、AMPはカリフォルニア。
ドライヴは75%だったかな。それでノイズレスシングルコイルで弾けばあの音が出ます。

Recではコレ一つっきゃ持って行きません。ライヴもこれだけで十分。
ピンクサーディンのライヴでは、これ一つでドライヴ高めに設定しておいて、あとは弾く力とボリュームで調整します。


「Cry Baby」

これね、たまにしか使わないんだけどさ、CryBabyって「かかってるのか、かかってないのか」がわからない。
これはちゃんとON、OFFでのインジケーターが点灯します。いきなりワウかかってて恥ずかしい思いしなくて済むのです。
また、ブーストコントロールが横についているので、ギターソロでは横っ面を蹴っ飛ばすだけで写真の裏面で設定出来るブースト圧になります。

これ、物凄く重たいから本当に使う時しか持って行きません。
つか、わたくしの持ってるエフェクターはこの二つだけ。昔はね、持ってたよー、あの黒い箱に沢山積め込んでさ。
でもバカらしくなった。そのギターの音がしなくなっちゃうばかりかさ、Recスタジオとかライヴでも空間系は卓のAUXからもらった方が
ペダルエフェクトよりもはるかに良いエフェクトがかかるからね。踏み変えるのも面倒だし。





お待たせしました、ギターです。

左のギター、これまで3年間最前線で使用してきたフェンダー・カスタムショップオーダーストラトです。
ブリッジがボロボロで、ノブなんか文字が緑になってますね。写真のPUのノイズレス・ヴィンテージは後付けです。
ノイズレスじゃないと使い物にならんです、ストラトは。自分の結婚式で使ったり、色んな場所で使って傷だらけですが
汗も涙も染み込んだ一生手放せないギターです。ボディーは’58年レプリカの3トーンバースト、ネックは56年のテレキャスターの
リバースヘッドが付いてます。まだ使うけれどね。結局クリーントーンのカッティングではシングルコイルのギターが一番。
レスポールも幾つも買って使って来たけれど、音作りがめんどくさいの。倒すとレスポールはネックが心配だしね。

で、右。結局4本目のスタインバーガーGM7TA。
ギターとして使う事に、スタイルの好みは抜かしてこれ以上のギターって無いんじゃないかな。
例えば楽屋に置いといたギターをステージに出すとネック曲がります。温度や湿度が違うんですね。四季でも調整が必要な木のネックに反して
カーボンのネックは全く動じません。このGM7TAは再生産のものなので、一応トラスロッドは入ってますので最悪の事態でも大丈夫。
弦は専用のダブルボールエンドを使う必要がありますが、ストックを沢山買っておけば、いざという時の弦交換も楽勝。
トランストレムはいきなりのキー変更(これ結構あるんです。今日は歌い手さんの調子が悪いから半音さげて・・・とか)にも対応。
ガッチリと弦をロックしてあるので、1本弦が切れてもそのまま演奏できます。これがストラトやフローティングトレモロだともうアウトね。

あとヘットとボディエンドが無いので超コンパクト。持ち運びも楽だし、EMGピックアップも音作りが非常に簡単。
クリーンなカッティングも、ハードな歪みにもノイズレスで対応。ミディアムスケールで、大きめのフレットなので弾くのも楽。
緩むところが無いので、激しくアームを使っても全然平気。値段が下がればもう一本欲しいです。これ最強。

弦はストラトもスタインバーガーも009〜042。シールドはカナレのジャックと4芯ケーブルで自作してます。

かっこいいギターとか、価値のあるギターとか一杯あるけどさ、わたくし実用主義なので、エレクトリックでは、こういう機材がメインです。