ピック・ガードやロッド・カバーなど、ギターには結構沢山のプラスチック・パーツが使われている!
プラスチックはその性質上、すぐに細かい傷が付いてしまう!

プラスチックのキズ修正はギターのボディよりも難しいので、ここでは誰でもできる簡単キズ消しをご紹介しよう!
今回使うのは、カー用品!
ヘルメットのシールドや、バイクの風防など、透明なプラスティックを磨くクリーナーだ!

いろんなメーカーから数種類出ているが、大差無いだろう!
カー用品店で探してみてくれ!

これだとコスって新たなキズを付ける心配もなく、充分な効果が得られる!
効果が分かるように、マスキングして半面だけ磨いてみる!

何でもそうだが、磨く時は縦・横・斜めと直線的に磨かなければいけない!

余談だが車のワックスがけで、よくグルグルと渦を書く人がいるが、あれは磨きキズのモトだ!
磨く際は、方向を変えながら、直線的が基本だ!
この違いが写真で分かるだろうか?
磨いた側はベタ〜っと、黒ビカリしている!
どうです! このヌメリ感!

断っておくが、この方法はキズそのものを取るのではなく、コーティングでごまかしてしまうだけなので、やがては元の状態に戻るかもしれないが、私はこの艶に大満足している!
キズそのものの修正には、コンパウンドで磨くという手段もあるが、プラスチックの修正にはかなりの根気が必要だ!

プラモデル専門店にはプラスチック専用のコンパウンド、下地処理剤やワックスが売られているので試してみてくだされ!

写真のような「研磨フィルム」を使用する手もある!
これは #600 番手から #15000 番手まであり、プラスチックにも使える!
使用後は当然コンパウンド掛けも必要だが・・
いくら番手が細かくても耐水ペーパーはくもるのでダメだ!

また、ピックガードなどの平面をバフ掛けするのは、ハンディー・ルーターでは無理だ!
平面をバフ掛けするには、バッファーかポリッシャーが必要だ!
どちらにせよ素人がやると、部分的に熱で溶けたりするので辞めたほうがいい!
楽をしようとすると、専用の道具と知識が必要だ!