PARISのお気に入り美術館

パリが好きな理由のひとつ、「素敵な美術館がたくさんあること」。
美術館がたくさんありすぎて、ひとつずつ観て回ったら、何日あっても足り
ないし、一度だけでは、鑑賞しきれない。
パリの美術館で、何度も繰り返し通っている私のお気に入りをご紹介。

ルーブルは、「モナリザ」だけじゃない。建物そのものがとっても素敵だし、
リシュリュー翼の吹き抜けになっている中庭とか(彫刻にあまり興味ない
が)18〜19世紀のフランス絵画のコーナーは、素晴らしい美術品の中で
自分の時間をゆったりと過ごすことができて、とても贅沢な気分になる。
吹き抜けの階段や絵画を眺めながらソファーに腰掛けて、ゆっくり深呼吸
すると、とてつもないパワーを感じたりして…。でも、ミーハー的にガラスの
ピラミッドも素敵だと思う。ダヴィンチコードですから。

2006年の5月からオランジュリー美術館が再開!!たぶん7年ぶり。
前回来たのは98年の年末でした。とても綺麗に、そしてスケールアップ
してました。以前のひっそりとして、古ぼけた学校のような感じ(風に揺れ
る窓と、歩くと軋む床)も素敵だったけどなぁ…。
でも、壁一面の「モネの睡蓮」は、やっぱり見応えありでした!




パリに行くと、絶対に行くのがココ!! ピカソ美術館。
ピカソの絵や彫刻やオブジェは、純粋に楽しむことができて、気持ちいい。
行く度に、展示されている絵も変わっていたり(場所移動ってこともあるが)
面白い企画をやっていたりして、何度行っても絶対に飽きない。美術館と
しての規模も広すぎず、ゆっくり観て回るのにちょうどいい感じ。
建物も、昔は貴族のお屋敷だったので、手摺とか、壁面や天井の彫刻が
素晴らしい。この写真はエントランスホールから、2階を見上げたところ。


ロダン美術館は、お庭が素敵。
表庭は、有名な「考える人」とか「地獄の門」が展示されているけれど、
私の場合、それらは横目に、裏庭へ。カフェテリアで気軽にお茶したり、
噴水をながめながら、のんびりしたり、パリにいるのを忘れそうなくらい
静かでのんびりできる空間です。(毎月第1日曜は無料で開放されて、
小さな子ども連れ家族がグループでピクニックしてて、賑やかですが…。)


この他に「マルモッタン」も私の好きな美術館。美術館自体もモネの絵が
たくさんみられて素敵だけど、メトロの駅から美術館に行くまでの、公園や
住宅地も素敵だったりする。モンマルトルの丘のちょっと裏路地に入った
場所にある「ダリ美術館」とか、サンジェルマンデプレの急にひっそりとした
場所に隠れ家のようにある「ドラクロア美術館」とか、お目当ての美術館を
探して歩くのも、パリの楽しみの一つかな。あと、やっぱり「オルセー」は
観たい絵がたくさんあるから、混んでいるとはわかっているけど、どうしても
外せない…。