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アルザスのおいしいもの |
アルザスのお菓子、「マカロン」と「クグロフ」。
マカロンはフランスのあちこちでみるお菓子。その地方によって作り方
が色々。アルザスのマカロンは、ココナツがた〜っぷり入って、搾り出し
クッキーみたいな形。プレーンなのもあれば、ピスタチオ風味とか、オレ
ンジ風味とか、中にレーズンが入っているのもあったりして、楽しい。
クグロフは発酵生地で作るお菓子。クグロフ型という中が空洞で斜めに
溝模様が入った特産の陶器の型で焼く。バターたっぷりの生地にキル
シュに漬けて戻した干しブドウやアーモンドがいっぱい入っていて、
フルーツ入りのパウンドケーキに近い感じ。きっと誰もが好きなお味。
実はこれ、オーストリアが起源で、マリー・アントワネットがフランスに
伝えたとか…。彼女やカトリーヌ・ド・メディチなど、外国からフランスの
王室に嫁いだ女性達のお陰でフランスの食文化は発展したのよね。
左側の写真、奥はアルザスの名物料理、シュークルート。発酵させて
酸っぱくなった千切りキャベツと一緒にソーセージやお肉を蒸し煮する
お料理。ドイツで言う、ザワークラウト。これは、間違いのないおいしさ。
手前はじゃがいもとマンステールチーズ(アルザスのウォッシュチーズ)
のグラタン。これがあれば、白ワインがどれだけでも飲める…感じ。
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奥に見えるのが「タルトフランべ」。これもアルザスの名物郷土料理。
タルト生地を薄〜くのばして、玉ねぎとベーコンとチーズをのせて
焼いたもの。カリッと薄焼きピザのような食感。ビールのお供に最適♪
ちなみに、右端にちらりと見えるビールは「Affligem」というベルギーの
ビール。フランス各地のカフェやビストロに置いてます。コクがあって、
飲みごたえ抜群!お店のギャルソンに「petite ou glande ?」(小か大
か?)と聞かれ、間髪入れずに「glande!!」とハモッて答えた友人と私。
水分補給のため…問題なく完飲です。(笑)
手前のお皿は「アルザス風サラダ」。暑くて食欲のないときは、サラダ
に限る。それでも、結構なボリュームです。真ん中にデンと乗っている
ピンク色のもの…魚肉ソーセージ??と思いきや、結構おいしいお肉
のソーセージでした。…どうも、このソーセージ&たっぷりチーズが、
「アルザス風」ってことらしい。 |
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コルマールのプティット・ヴニーズ、運河沿いのテラスでの一コマ。
コルマール日帰り旅行の締めくくりに、クレマンダルザス(アルザス地
方のスパークリングワイン)で乾杯しつつ、軽い夕食をとりました。
手前のは、見ての通り「エスカルゴ」。エスカルゴはブルゴーニュ地方
の名物として有名ですが、実はここアルザスも名産地。エスカルゴは、
葡萄の葉を食べて育つ。なので、ワインの産地=葡萄の産地=エスカ
ルゴの産地…となる訳です。
奥のお皿は、フォアグラ入りサラダ。フォアグラのパテと、鴨肉がオレン
ジと合わせてサラダ仕立てになってました。フォアグラもアルザスの
名産品のひとつ。アルザスの平野部分は見渡す限りとうもろこし畑。
飼料がたくさん作られる土地なので、鴨やガチョウもよく育つんですね。
ちなみに、ガイドさんの話によると、「とうもろこしは人間の食べ物では
ない」らしい。おいしいのに…。 |