アルザスワイン街道を訪ねて
アルザスワイン街道巡りの拠点は、ストラスブールから電車で30分程
のコルマール。見所を効率よく回れように、駅前のツアー会社にガイド
ツアーをお願いしました。

コルマールから車で30分、最初に立ち寄ったのが、ヴォージュ山脈の
標高755mの山の上に建つ「オー・クニグスブール城」。
山上の切り立った岩壁を掘った要塞なので、お城の中には、大きな岩
がゴロンゴロンとそのまま壁を形成している部分もある。建設されたの
が11世紀頃だそうなので、当時の築城技術の高さやそのスケールを
思うと、感動せずにはいられない!!
お城の中には「三十年戦争」当時の武器なども展示されていて、当時
のことを想像すると少し怖いけれど、お城の頂上から見渡せる景色は、
絶景!!山の斜面から平原に続く一面の葡萄畑と、点在する小さな村
は、まるでおとぎ話の世界をみているようでした。

アルザスのワイン街道のちょうど真ん中あたりにある「リクヴィル村」。
“ブドウ畑の真珠”と讃えられ、アルザスの田舎の魅力を凝縮した珠玉
の村。 木組みの家々、あふれるように花が飾られた窓、その家の職業
を表した可愛い看板、小さな路地、そして、葡萄畑…。
どこか別の世界にワープしてしまったかのような気分になる、小さくて、
可愛い村でした。

コルマールの旧市街地に建つドミニカ教会。屋根の上には、コウノトリ
の巣が作られていて、こういうところにも「アルザス」の文化を垣間見る
ことができます。
コウノトリは、アルザスでは幸せを運ぶ鳥。屋根の上に巣を作れるよう
に板が乗せてあるんです。


コルマールの旧市街地の南側の一角にある、プティット・ヴニーズ。
細い運河に沿ってパステルカラーの家々が並び、窓辺や橋の欄干に
は花が飾られて、可愛らしさいっぱい。
ワイン街道を巡り、コルマールまでこられた嬉しさに浸りつつ、眩しい
夕日を浴びながら、運河を眺めていました。