ボルドーシャトー巡り
今回の旅のメインイベント。ボルドーメドック地区の有名シャトー巡り。
現地で日本人の方が運営されている会社のワインツアーに、日本から
事前に申し込み、とても楽しみにしていました。

上の写真は、誰もが知るボルドーの超有名ワイン「CHマルゴー」。
残念ながら、中には入れませんでしたが(所有者が私邸として使って
いるらしい)白亜の御殿と美しいエントランスの小径に、うっとり…。


今回のツアーで最初に訪問した「CHオー・ブリオン」…メドックの格付け
に例外的にグラーヴ地区から1級格付けされたシャトー。
さすがに、醸造設備が見事で、果汁を発酵させるステンレスタンクは
内部が上下2層になっている最新式。そして専門の樽職人が常駐して
いるのにも驚き!! 地下セラーでは、ちょうど澱引き作業中でした。
木樽ひとつひとつを手作業で澱引きしている様子が見られて、感激!
99年を試飲させていただいたのですが、まだまだ若くてピチピチでした。
CHオー・ブリオンは、葡萄収穫を8月下旬から始めるそう。ボルドーの
街に近く、都市熱の影響で、メドック地区に比べ、1〜2℃気温が高い
ために、葡萄も早く成長するらしい。



メドック5大シャトーのひとつ「CHラフィット・ロートシルト」の地下セラー。
この場所は、時には音楽ホールとしても使用されるらしい。音楽を聴い
て熟成するワインだったとは…。このホールの他にも、地下は広大な
セラーがあり、コンクリートの床の上に、風通しをよくするための玉砂利
が敷かれているのも見ることができて、大切に大切にワインって育てら
れているのだなぁ…と。
ラフィットでは、この写真の地下セラーで93年と05年(ラフィットは18ヶ月
樽熟成させるので、瓶詰め前のもの)を比較試飲させていただいた。

マルゴー村の格付け3級「CHパルメ」 今回ツアーの最後に訪問した
シャトー。シャトーの建物にはオーナー達の出身地、フランス、イギリス
オランダの国旗がはためいていました。
パルメの畑は900mの長さで、ジロンド河に向かってなだらかに傾斜
しているそう。霜が降りにくい土地らしい。やはり、素晴らしいワインは
いい土地に育まれるのよね…。畑内に、たまたまカベルネソービニオン
とメルロが隣り合っている場所があり、葉や実の違いを並べて観察する
ことができ、記念に、それぞれの葉を一枚ずつ、いただいてきました。
パルメでは、01年と05年のパルメ、05年のアルテ・エゴ(5〜10年で飲
み頃になるよう造られている新しいタイプ)を試飲。初めて飲んだアル
テ・エゴは瓶詰め前なのに、すでに香りも高く果実実いっぱいでした。


今回のシャトー巡り、実際に訪問したシャトーは3つでしたが、途中途
中の有名シャトーでも、車を停めて建物の外観や畑を見学させてもら
えたり、訪問したシャトーではポイントを押さえた日本語の説明付きで
とっても内容が充実してました。A氏にツアーをお願いできて、本当に
よかった〜。ボルドーに行かれる方は是非、ご利用をお薦めします!