JTrim 082 / 複数のJTrimで使いやすくしよう
「文字入れ」や「余白作成」などでもわかるように、JTrimは作業後にデフォルトの設定に戻らないメニューが多いですね。
同じ作業をするようなメニューは、いつもその設定のほうが使いやすいのですが、一度設定数値を変えると、
それを保持しますので、いつもの作業のときは、改めて設定しなおさなければなりません。
JTrimは設定自体をiniファイルに記録しますから、設定に応じたたくさんのJTrimを使うことができます。
たとえば、「文字入れ専用JTrim」「枠線専用JTrim」「いつも同じ座標で切抜きするJTrim」とか、使いようでは便利な使い方です。
かといって、デスクトップにたくさんのJTrim1のショートカットを置いておくのも考えものですね。
JTrimを次々に起動する作業の場合はたいへんです。すでに起動している画面を一時的に閉じなければ、必要なJTrimを
起動できなかったりします。
デスクトップの下に配置されているツールバーからそれぞれ必要なJTrimが起動できたら便利だと思いませんか?
<No.1> デスクトップの何もないところで右クリックし、「新規作成」→「フォルダ」と進みます。
<No.2> デスクトップに「新しいフォルダ」ができます。適当な名前を付けてください。ここでは「MyJTrim」としました。
この段階で、当該フォルダのディレクトリ(フォルダの位置)を決定してください。ここではMy Documentsに置くこととします。
<No.3> ここでは3つのJTrimを作ることで説明します。1つ目は「文字入れ専用」、2つ目は「枠線専用」、
3つ目は「座標指定切抜き専用」です。
それでは早速JTrimの書庫版をダウンロードのうえ解凍してください。解凍したらフォルダのコピーを2つ作って、JTrim153cフォルダを
3つにしてください。
それぞれのフォルダの名前を変更します。たとえば「文字」「枠線」「座標」という感じです。
<No.4> My Documents内に、たとえば [JTrimsoft] という名前のフォルダを作って、そのなかに「文字」「枠線」「座標」の 3つのフォルダを入れます。「文字」フォルダ内にあるJTrim実行ファイルのショートカットを作り、名前を「文字」とし、 No.2で作ったMy Documents内のMyJTrimフォルダに入れます。「枠線」「座標」フォルダについても同じ作業をします。 これでMyJTrimフォルダ内には「文字」「枠線」「座標」というJTrimのショートカットができましたね。
<No.5> 引き続いて「ツールバー」を右クリックします。こんなメニューが出てきます。
<No.6> 「ツールバー」→「新規ツールバー」と進んでください。
<No.7> No.2で作成したフォルダ「MyJTrim」を選択状態にして「OK」をクリックします。
<No.8> ツールバーに「MyJTrim」という表示が出ましたね。これでOKです。
<No.9> 早速「MyJTrim」の右側にある「矢印みたいなところ」をクリックしてください。JTrimのショートカットが
3つ出てきます。それぞれ起動できることを確認してください。
日常的に行うJTrimでの同じ作業は、それぞれのJTrimで設定を保持していますので、作業に応じて使うことができます。
なお、このショートカットを「送る」で使うと、なお便利です。
「送る」Send To の活用
<No.10> 「イメージ」→「座標指定切り抜き」で、常に同じ縦横比やサイズで範囲選択やトリミングをする場合も この方法が有効です。目的に合わせたJTrimを作っておけばいいわけですね。