高湯温泉<ひげの家>
日帰り入浴不可の宿泊しなくちゃ入れない木造り&白濁湯♪
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■ 施設 ■

玄関先のアプローチも洒落た感じで、今風の宿。(日本秘湯を守る会)
ロビーも明るく、雰囲気が良い。
以前は日帰り入浴を受け付けていたらしいが、今は不可なので今回は宿泊して念願の木の浴場を味わうことにしました。





■ 浴場 ■
・男女別に内湯と露天風呂(深夜に交代し両方入れるシステム)
・貸切露天風呂(一つ)
の計5つの浴場が階段を下りた場所にそれぞれの入り口があります。まとまった場所にある一点集中型で、館内あちこち点在型ではありません。
満室だった当日でもほとんどひと気が無く、貸切状態でそれぞれを楽しむことができました。


貸切露天風呂は予約制ではなく空いていればいつでも入浴できますが、夕方から夜にかけては入浴中が多く、タイミングが合わないとずーっと入れないこともあるのでは?と気になりました。
ただ、貸切露天風呂よりも男女別にある露天風呂の方が造りも広さも断然良いので、”家族で貸切”にこだわらなければ入らなくてもいいかな・・・。
逆に露天風呂は男女で微妙に造りが違うし、内湯と独立したアプローチも木造りで素敵です。こちらはぜひ当日&翌日と両方の露天を楽しんでみてはいかがでしょうか。



■ 疝気の湯(内湯) ■

男女別に内湯があります。

脱衣所は広さもあり、ドライヤーもあります。
内湯以外の露天風呂には洗い場が無いので、こちらで身体を洗いましょう。
24時間入浴可能で、深夜に男女が入れ替わりますが内湯は対照的な造りで広さも同じでした。
★男女の違いは、「脱衣所から直接出入りできる露天風呂が付いているかどうか」
 向かって右⇒露天風呂付き
 向かって左⇒露天風呂が付いていないので、着替え直して別の入り口にある露天風呂へ行かなくてはなりません。 

浴場は木造りで広いです。
それに、換気扇が回っていて浴室内に湯気が篭もっていないのも嬉しいです。
ただし、冬はちと寒い。

壁に沿って洗い場が2ヶ所。シャワー付きでソープシャンプもあります。
浴槽とすごく離れているので、シャンプーが飛び散る心配はまずないでしょう。

10人ほどが入れる木造りの浴槽に、白濁の湯が溢れて木枠の排水溝を流れていきます。
実測40℃で、ゆっくり入りながら木の香りと粉硫黄の香りを楽しみました。



奥が湯口・手前が排水溝 湯口は白く結晶が!



■ 露天 月見風呂(内湯付き) ■

向かって右側の内湯の脱衣所から直接入れる露天風呂です。
ドアを開けると”デーン!”と湯舟とベンチがあるだけで、洗い場などはありません。
露天といってもさすが雪国! りっぱなトタン屋根があり、雨や雪でも入れます。

太い木枠の浴槽は10人がゆったり入れそうな長方形。
湯口の下にある石は、少し黄色がかった湯の華でレモン色に染まっています。その姿が可愛い♪
青みがかったように見える湯は縁からは溢れず、浴槽内から出ている排水パイプが湯面に顔を出し、そこから流れていくという珍しい仕組みです。湯面吸い取り式?
これだと縁の木材が傷まず、床が滑ることもなく、湯面のゴミも吸い取られ、言うこと無しです!
唯一、溢れ出す湯を見れない・・・ということだけでしょうか。

夜は対岸の山景色がライトアップされ、ムードがあります。
深夜に入浴したら、従業員がこの浴槽内で歯ブラシしていたのにはビックリしたけど(^^;;←ムード壊れた。

内湯より露天風呂の方が熱かったのは源泉が違うから。
長方形なので、湯口付近は熱め。排水溝付近は温めなので、好みの場所で入浴できます。
私はここの露天風呂に一番回数多く入りました。



可愛い湯口、硫黄色に染まる 雪見風呂を満喫♪



■ 露天風呂 滝の湯 ■

内湯からは出入り出来ない、独立した露天風呂です。
左側の内湯とペアなので、男女の時間帯に注意。
訪れた時は翌日が女性でした。

入り口のドアのところでスリッパを脱ぎます。
内湯横のドアを開けると木造りの通路、進むと脱衣所です。
手造り風な感じで雰囲気が良いです。

ドアを開けるとこちらもすぐに湯舟があります。もちろん、洗い場などはありません。
正方形に近い形で10人ほどがが入れる浴槽で、湯口の位置や流木のオブジェがちょっと違いますが大体は同じ感じです。
雪景色と朝日をたっぷりと楽しみました。






■ 星見風呂 貸切露天風呂 ■

空いていればいつでも鍵を掛けて貸切で入れます。
ドアのプレートを「入浴中」にして、外履きサンダルに履き替えて非常階段を下りていくと湯小屋があります。
脱衣所は小さく、二人が着替えられる程度の広さ。

木の引き戸を開けると、これまたすぐに浴槽。
正方形で4人ほどのこじんまりした木造りの湯舟。やはり家族風呂仕様ですね。
木の感触と入浴した入り心地が良くてリラックス〜♪
残雪や青空を眺めながらの湯浴みは”山の温泉に来たんだなぁ〜”と思わせてくれます。
湯は適温で温まりますが、脱衣所に暖房が無い為冬は着替えが寒かったです。




温泉が入る 温泉が出る


【おぼえがき】
 温泉名  高湯温泉 ひげの家 〔024-591-1027〕
   == 内湯 ==
 源泉名  疝気の湯
 泉質  酸性-含硫黄-カルシウム-硫酸塩温泉(硫化水素型)
 泉温  源泉48.5℃ 浴槽42.0℃     ph:2.8
 湧出量  L/min
 成分総計  1.880g/kg 〔Na=63.8 Mg=25.7 Ca=90.6 Al=23.2 
  Cl=57.9 SO4=622.3 HSO4=30.4 H2SiO=178.1〕
   == 露天風呂 ==
 源泉名  高湯26番 滝の湯
 泉質   酸性-含硫黄-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩温泉(硫化水素型)
 泉温  源泉51.0℃ 浴槽42.0℃     ph:2.8
 湧出量  L/min
 成分総計  1.782g/kg 〔Na=65.3 Mg=26.6 Ca=95.2 Al=29.0 
  Cl=53.8 SO4=640.5 HSO4=34.2 H2SiO=181.2〕

 料金  日帰り入浴不可
 時間  宿泊中は24時間入浴可
 備品  カラン&シャワー2、ソープ、シャンプー、ドライヤー
 浴室  内湯× 男女各1、露天風呂× 男女各1、貸切露天風呂× 1  待合所:ベンチあり
宿泊日:2006.3.24



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