■施設■
鳴子の駅からは離れた川向こうになる場所で、ひっそりとしていました。 普通の住宅っぽい2階建ての旅館です。
駐車場は玄関前の細い道をさらに奥に行った場所にあります。
玄関で受付をして浴場へと向かおうと思ったら、ギャル風の若い女性二人がチェックアウト。若い女性が宿泊しそうもないと勝手に想像してたのでちょっとビックリしました。
浴場は2つあり、それぞれ違った源泉を使用しています。
通常は向かって右奥の浴場(赤這温泉2号)が男湯、左手前の浴場(赤這温泉3号)が女湯のようですが、空いていたので札を掛けかえてどちらでもどうぞ・・・とのことで、2種類を味わうことができました。
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■右の浴場(赤這温泉2号)■
小さなスペースの脱衣所に、シンプルな浴場。
6人ほどが入れる正方形の浴槽が一つ、壁のパイプから湯が掛け流されて床を赤茶に染めていました。 ケロリン桶も茶色に染まってたな〜
茶色がかった透明の湯は、鉄の匂いがプンプン。 しかし味は予想外に鉄味はせず、炭酸味だったのは不思議。黄金温泉<カルデラ館>の薄い味です。
不思議といえば、湯口よりも浴槽のほうが熱く感じたのもなぜ?? 沸かしてはいないようですが。
適温の湯で深めの浴槽に肩までどっぷり浸かって、キシキシする感触を確かめます。 洗い場はカランが2ヶ所で備品なし。
「赤這温泉2号」単純温泉 44.2℃ ph5.8 総量:953.6mg/kg(鉄(U)イオン7.3、炭酸水素イオン470.2)
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■左の浴場(赤這温泉3号)■
湯を溜めている途中でしたが、腰湯風に入浴させていただきました。
先ほどと対照的な造りで、こちらの源泉は熱いためなのかパイプ湯口の隣に水の蛇口がありました。
浴槽も長方形でこちらのほうが大きいです。
青白く透明な湯は薄いカルピスのよう。 白い消しゴムカス状の湯の花が舞っています。
硫黄臭+控えめなアブラ臭がする湯は温まり良く、しばらくするとドッと汗が出てきました。 見た目は上品そうな湯で長湯したくなりますが、湯あたりしそうなほどグッタリしてしまい退散。
隣の単純泉とハシゴしたのでどちらにヤラレタのか不明ですが、個性的な2湯でした。
「赤這温泉3号」含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉 68.0℃ ph6.6 総量:2169.7mg/kg(炭酸水素イオン879.1、硫酸イオン194.3、メタケイ酸497.1) |
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浴場の外には源泉が・・・
新鮮な湯を味わえて、さらに空いていたら2倍楽しめるのも嬉しいですね。 繁華街からも離れているので比較的空いていてゆっくりできたのも良かったです。 |