明礬の採取地として江戸時代には全国一を誇った温泉地
現在も萱葺き屋根の湯の華小屋があり、観光もできる
別府駅から車で15分ほどの距離だが、雰囲気はガラッと変わり
噴煙が立ちのぼる感じは情緒があります
”地蔵湯前”バス停下車し、正面の細い道を登っていくと見えてくる木造の建物
市営共同湯の地蔵泉は民家のなかにひっそりとありました
男女別の扉を開けるとすぐ石の階段があり、靴のまま
数段下りると正方形の浴場です
入った瞬間から硫黄の香りがして、期待がふくらみます
スノコと棚があるだけの脱衣所ですが、そのほうが
ここの雰囲気に合っている様に思いました
湯船は木枠で石の壁とともに年季が入った
感じで落ち着いていて、私はとても気に入りました
シンプルな正方形の湯船に湯が掛け流されています
湯は白濁した硫黄臭ある熱めの湯で、飲泉の許可は
受けてないので飲まないで下さいとの看板がありました
湯口は竹筒になっていて雰囲気が合います
深めの浴槽に身体を沈めながら「ここまで来て良かった」
としみじみ思ってしまったのでした。。。
一般客も無料で入れるので
地元の方に感謝しつつ入浴させてもらいました
お気に入りの湯です♪
【おぼえがき】 入浴料:無料 時間:7〜20時 泉質:単純酸性・硫黄温泉 泉温:℃ 備品:なし 浴室:内湯 男女各1 待合所:ベンチあり 入浴日:2002.12.3 |
別府駅から行くと、”紺屋地獄前”バス停で下りると目の前です
(保養ランドの別名が「紺屋地獄」ということを後でしりました)
地蔵湯より一停留所手前になります
保養ランド以外は何にも無い場所でした
宿泊も出来る施設で、日帰り入浴客もたくさんいました
入り口に「当紺屋地獄は 他に類を見ない地獄から
直結した温泉です。直接地獄に入っているということを
お忘れにならないでください。」との看板があり、ちょっと
ビビリながらもここまで来たんだからと自分を励まし
受付で料金を払い、長い外の通路を通って浴場に
向かいます(一人だったので結構小心者になってます)
脱衣所には鍵付きのロッカーは無く、受付近くのを
利用する仕組みになっていました
脱衣所の向かいが大きな四角い浴槽のコロイド湯
白濁していてサラっとした湯でした
老化した肌をきれいな肌にととのえる作用があるそう
で、こちらで身体を良く温めて奥にある泥湯に向かいました
男女別の室内泥湯です
壁から床からすべて泥にまみれてました
透明度が低く、手を10センチも入れると
見えなくなってしまいます
私は初めてだったので、こわごわと足を沈めてみました
段があったのですがまったく見えずにヒヤッとしたりして・・
底には粘土のような感触の泥があり、足には今までに
無い感触です。身体を沈めると泥が全身にまとわり付きます
浴槽に木の棒がありますが、それにつかまらないと
身体が浮いてしまいます(不思議〜)
先客の方にちょうど良い湯温の場所を教えてもらったり
しながら入浴しました
露天の泥湯に行く途中にあった水虫治療室
誰もいなくてちょっと不気味でした
本当に治るのでしょうか??
露天風呂は広く、板に囲まれた女性入り口付近の
女性専用スペース以外は混浴です
入り口が分かれているので、入ってしまえば混浴だろうと
まったく心配は要りません。
(全然見えませんから・・・)
開放感があり、風が気持ちよかったです
湯は足元ひざ下位まで泥があり、歩くのも大変なほどです
さらに、部分的にとても熱い湯が湧いているのか、泥が熱く
なっていて「確かに、地獄やなぁ〜」と関心しながらの入浴
になりました
最初は泥がまとわり付く感触に慣れなかった(気持ち悪い)
けど、入っているうちに妙に楽しくなってきて帰る頃には
「あ〜、気持ち良かったぁ!」とつぶやいてしまう
不思議な温泉でした
【おぼえがき】 入浴料:1050円 時間:9〜20時 泉質:硫黄泉・酸性明緑礬泉 泉温:℃ 備品:なし、有料鍵付きロッカー 浴室:露天混浴3、室内泥湯男女各1、コロイド湯男女各1、蒸し湯各1 待合所:休憩室あり 入浴日:2002.12.3 |