人吉温泉郷

【人吉駅とからくり時計】

人吉市にある温泉地で、球磨川周辺に５０ヶ所の泉源があり
公衆浴場も２６ヶ所、旅館やホテルも日帰り入浴を受け入れていて
駅にある観光案内所で入手した温泉マップ片手に
４ヶ所の湯を味わってきました

川端温泉

	ＪＲ人吉駅から歩いて１５分位の住宅街にあります 道からは看板しか見えなくて、建物の脇を進んでいくと 奥の建物が公衆浴場になっていて男女別の入り口がありました （ひっそりしていて、ドアの内側に紺の男湯の暖簾があったので最初は休みかと 思って引き返したくらいでした。表の駐車場に車があったので気を取り直して 再度女湯の入り口を探し、ようやく入浴できました）
	すりガラスのドアを開けると右手に小さな番台があったのですが 誰も居なくて「御用の方はベルを押してください」とありましたが 脱衣所にいた赤ちゃんに授乳中の女性に聞き、入浴料３００円を番台に置き 入浴させてもらいました 脱衣所には棚は無く、脱衣かごが隅に積まれていてこれを利用 脱衣所と浴場はガラス越しに見えるので、貴重品は浴室に持ち込みませんでした 浴場にはカランがあり、長方形の湯船には褐色透明の湯が溢れています 湯は少し鉄味があり、小指先くらいの大きさのこげ茶の湯の華が少量ありました 肌触りはヌルヌルしていて良く温まりました
	奥には”湿式サウナ”があり、常連の方が入って行かれましたが 私はなんか怖くて行きませんでした（中はどうなっているのでしょう？） 地元の方と会話しながらの入浴は楽しいひと時となり心も身体も ぽかぽかになりました

新温泉

	駅から歩いて１０分位のところにある古く鄙びた公衆浴場です 日が暮れたころに小雨のなか、地図を片手に探してやっと見つけました！ 男女の内湯の入り口を入ると、中央におかみさんが座っていて入浴料を払い中へ入りました 脱衣所は思っていた以上に広く、ロッカーの類は無しで脱衣カゴが隅に積んであったので それを利用しました。 浴場と脱衣所はガラスで仕切られていて、階段を５段ほど下りると正方形の石造りの湯船が 左右に二つあり、当日は右側にしかお湯が張られていませんでした。 木組の天井が高く、歴史を感じさせる落ち着く感じです。 カランは２ヶ所でシャワーはありません（ここにシャワーがあったら興醒めでしょうね） 湯は掛け流しで飲泉可。無色透明で卵臭がするなめらかな湯でした 脱衣所の壁には昔（いつの頃なんでしょう？）の看板があったりして タイムスリップしたようで楽しかったです

三浦屋温泉

	人吉駅から「くま川下り発船場」に向かって歩くこと２０分強のところにある ビジネスホテル三浦屋の温泉です 男女別の内湯のみで、男女別の入り口を入ると脱衣所があり そこから階段を下りて浴場に行く仕組みです 浴槽は正方形の形の中が３つに仕切られていて、源泉投入口から順に温くなっていくようでした 太いパイプからボコボコと源泉が豪快に掛け流しされ、褐色透明の適温の湯が溢れる様子を 見ながらの入浴は心地良かったです 湯の感じはそんなに濃くは感じなかったけれど、新鮮さが味わえます 壁の色がピンクだったり造花が飾ってあったりと雰囲気は？でしたが ビジホで温泉があるというだけで許せるかなぁ 人吉には三浦屋さんのようにビジネスホテルが公衆浴場を併設しているところ が多く、人吉温泉郷の実力を感じました

グランドホテル鮎里

	人吉駅から歩いて１５分くらいの球磨川沿いに建つ観光ホテル 大浴場は上階にあるが窓が無く、外の景色は望めない 脱衣所は小奇麗にされており、暖房・備品も完備で快適です 浴場は内湯だけですが、古代檜が使われていて良い香りがしていました 湯は透明で肌触り良くスルスルして気持ちいいけど、 熱くて長く入っていられなかったので、出たり入ったりを繰り返す 湯上り後は肌つるつるで化粧水いらずでした ホテル系の温泉はあまり期待出来ないところが多いですが 「温泉だー」と感じることができる湯で良かったです

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