黄金温泉<黄金温泉健康センター> 怪しげなB級ワールドが広がる健康センターで演歌を聞きながら味わう湯 |
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甲府市の国道20号を走っていて 何度もこの建物を目にしましたが なかなか入浴する機会が無く、噂のB級温泉を やっと自ら体験することができました。 |
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■ 外観 ■ 健康センターといっても、ファミリーで賑わう・・・といった感じではなく、地元の通が通う温泉といった感じの印象です。駐車場は広くて安心ですが、建物を見てちょっと不安になったりもしますが、入り口に入浴料金が書かれた看板があることで温泉施設なんだと思いなおし、中に進みました。 ■ 受付 ■ 玄関左右に鍵の無い下駄箱があり、薄暗い奥に入るとその雰囲気にビックリ! 右手にはソファーがあり、その奥にはスナックにあるようなカウンターと周囲は雑然としていて、誰かの家にいるかのような錯覚が!! 左手には受付があって、かろうじて入浴施設風を保っていたのが救いです(^^;; 横にある券売機にお金を入れようとすると「こっちでいいよっ」とマダム・・・いや、おばさんが声を掛けてくれて、入浴しようと辺りを見回してもどこが浴場か分からないような感じ。訪問したことのある友人が茶色の壁と見間違うような男女別の入り口を入っていった姿を見て、私は「ほぉーーっ!ここが入り口ね」と平静を装いながらスライドドアを開けました。 ■ 浴場 ■ 脱衣所は以外に広めで、プラスチックの脱衣籠やロッカーもあり、貴重品ロッカーは有料(100円)でした。 洗面所にはドライヤー、その隣には乾燥機付き洗濯機。喫茶店にあるようなテーブルに公園のベンチ、ジュースの自販機などがありここで寛げるようになっていました。さらに不思議なのは、浴場入り口には普通だったら絶対に無いであろう”雑誌や漫画が積まれた棚・・・。いったい誰が読むのだろう?と頭をよぎりながら浴場へ。 ガラス戸を開けると目に飛び込んできたのが薄暗い浴場中央の噴水。良く見るとそれが温泉なのだと分かり、ジャバジャバ溢れる湯に嬉しくなってまずは洗い場へ行くも、蛇口をひねっても温い水しか出てこない・・・。しょうがないので溢れている浴槽の湯で掛け湯して入浴しました。後で分かったのですが、カランも源泉でしばらく出していないと温かくならないようです。 シャワー&カラン18のうち、10は壁に固定シャワーで8が手持ちシャワー(こんなところもB級かな) 浴場全体は薄暗いんですが、一番奥のうたせ湯の天窓からは光が入り温泉の色も確認できました。 湯は茶褐色透明で、浴槽は全部で4つ。奥から打たせ湯(温め)、ジャグジー(適温)、丸く噴水付きの浴槽(熱め)があり、一番手前には水風呂があります(サウナもあり)。 この水風呂は笹濁り色でただものではない様子。 水を身体に掛けているだけで強い鉄臭を感じるほど鉄分が多いようだ。飲んでみると冷たい鉄味+苦味、ゴクゴク・・・とは飲めない感じかなぁ。鉄の匂いが好きな私は、繰り返し温泉で温まっては”鉄水”を掛けて匂いを楽しみました。 奥の浴槽は温めなのでじっくり入っていると身体が芯から温まってきます。最初に入った時はツルツル感がありましたが、水風呂の湯を掛けた後、再度入浴したらキシキシした肌触りでした。 温まった浴後には、思いのほか発汗しませんでした。 ジャグジー風呂はスイッチが朽ち果て、火山噴火のように延々とブクブクしているし、その横の噴水風呂は何事もなかったかの様に源泉が自噴しています。 なんとも不思議な温泉ですが、他には無い雰囲気と湯はとても気に入りました。
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【おぼえがき】 温泉名:黄金温泉 泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉 源泉温度46℃ ph7.4 成分総計1.446g/kg 料金:500円 時間:10:00〜24:00 備品:ドライヤー、貴重品ロッカー有料(100円) 浴室:内湯各1 待合所:ロビーあり 入浴日:2004.5.15 |