■ 建物 ■
お宿は立派な建物で、館内に宿泊用の内湯もありますが、今回入浴させてもらったのは敷地内に建つプレハブの湯小屋。 なんともマニアックでしょ〜
宿で入浴料金を払ったら、早速プレハブに・・・
男女別に入り口(ドア)があり、内湯がそれぞれ1つです。
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■ 浴場 ■
脱衣所は簡単な棚とプラスチックの籠があるだけのシンプルさ。
浴場には、これまた木枠の内湯(4人ほどの長方形)があるのみです。
浴室に入ると、石の床が滑ります。 温泉の成分か?ってことはヌルヌル系?っと想像しながら掛け湯する。
わぁ〜温めの柔らかい温泉だぁ〜♪
木枠で囲われただけの浴槽はちょっと深めで、正座するとちょうどいい深さ。 気をつけたいのは浴槽内がとっても良く滑る! 背中で寄りかかろうとすると”ツルンッ”と湯の中へ・・・。常連さんはしっかり湯舟の角をキープし、縁を両手で掴んでいた。さすがだ。
湯は透明で淡いピンク〜茶色の藻のような湯の華が舞っている。 以前は湯の華を濾過しようと湯口に網を付けてみたらしいが、すぐに目詰まりを起こしNGになったそう。 私は湯の華がいっぱい舞うほうが楽しくて好きだけどなぁ。
硫黄臭のする湯を飲泉してみると硫黄+甘みのあるとっても飲みやすい温泉で、入浴中に何度も飲んでしまった。
温めなこととツルツルする肌触りが気に入り、話をしながらついつい長湯しちゃいましたが、温まりも良くてとても良い温泉でした。 |
入浴後、宿の方とお茶を頂きながら話を聞くことができ、今のプレパブは2代目だそうです。 以前の1代目は温泉の成分で鉄骨がやられてしまい、しばらくは外湯は無かったそうですが、お客さんからの要望で2代目が誕生したのだとか。
浴場も温泉成分で滑る為、毎日ブラシでゴシゴシ清掃したりと温泉を守るために一生懸命な様子が伝わってきて、とても嬉しくなりました。
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源泉温度47.8℃の湯を山から1キロ引いて、加熱加水せずにそのままを湯舟に投入しています。 温度調節は湯口のバルブで量を調節することによって加減するそうで、湯量豊富を生かし館内から続く立派な湯小屋を建設中でした。(内湯+露天風呂) こちらももちろん手を加えない掛け流しになるそうで、2004年のスキーシーズンには完成予定(入浴500円)
料亭で修行した息子さんが板場を担当されるということで、地元の食材を使った料理も好評でリピーターが多い宿。 今度はぜひ宿泊して温泉と料理を堪能してみたいと思いました。 |