『器量と幸せ』



『あの人の器は大きい・小さい』と、
人の能力を大小で表現したりってことがありますよね。
でも、同じ分量の器でも、
入り口が広く浅い器もあれば、入り口は狭いけれど深い器もある。

彩香が思うのは、器の大きさと幸せは比例するわけではないということ。

器の大きい人は、
いくらでも受け入れることができるけれど、なかなか満たされない。
器の小さな人は、
チョットしたことで充分に満たされるけれど、すぐに溢れ出てしまう。
どちらにも長所と短所があるのです。

あなたが何をしても満たされないのは、
自分を過小評価し無難なことしかしていないからかもしれないし…、
あなたがプレッシャーを感じ苦しく思うのは、
自分を過大評価して自分の能力以上のことをしているからかもしれませんね。

じゃあ幸せを持続できる人ってどんな人でしょうか?
それは…、自分の器の大きさを客観視できて腹八分目で満足できる人です。
ありのままの自分を受け入れ、適度な量で満足できる…、
冷静さと素直さ、そして謙虚で豊かな心を持つ人なのです。

数々のカウンセリングの中で、
自分の器量をさらに大きく広げたい…という
前向きなご相談を受けることがあります。
モチロン努力によって器量を広げていくことは可能です。

でも…正直言って、
人それぞれ持って生まれた器の限度というものが存在します。

その持って生まれた器量を100%活用している方が実は少ない。

現在60%の能力しか使っていないのであれば、
80%に90%に…と100%に近づけることは、
本人が自分の器の大きさに気づき受け入れることで容易にできます。

ですが…ご相談の中には、
110%の能力を開花させたい!という方がおられるのです。
自分が持って生まれた能力以上のことを実現させるのは
並大抵の努力では叶いません。
その方面にプラスの力を発揮する分、
今持っている何かを犠牲にしなくてはならないのです。

果たしてそれが、その人の幸せでしょうか?

周りの目や言葉に惑わされず、
過剰なプライドを捨てて、今一度良く考えてみましょう。

あなたの幸せは何ですか?
あなたが好きなことは何ですか?
あなたが嬉しいなぁ…と感じる瞬間はどんな時ですか?

自分の胸に手をあてて、心に問いかけてみてくださいね。

エゴや体裁、プライドを守るために、
大切なものを失ってしまっては、取り返しがつかなくなってしまいます。

あなたにはあなたなりの才能と幸せがあるのです。

自分の器量を知り、あなたなりの心満たされる方法を考えてみましょうね。

だって、あなたの幸せはあなたにしか築けないし、
あなた自身にしかわからないのですから…。



〜あなたの才能が100%生かせる環境に恵まれ毎日を生き生きと過ごせますように〜



January2005 by Fortune Coordinator 華月彩香 Ayaka Kazuki





  
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