*この作品はR指定です




「う・・・・っ」
先端を爪で引っ掻かれて声にならない悲鳴を上げた。ドクドクと幸村の中心が痛いぐらい脈打っていた。だが、根元で締め付けられているのでイクことは許されなかった。ぎちぎちと締め付けられて痛みと達してしまいたい衝動で気が変になりそうだ。
「紐を引きちぎらんばかりだな。みろよ、それでも漏れ出したアンタのいやらしい汁が変色させてら」
「そんなことっ」
政宗のイジワルな声が羞恥心を煽る。耳元で囁かれてゾワリとする。耳朶を吸われて、幸村の喉がひゅ。と、鳴った。
(助けて)
情け無い言葉が胸のうちにわき上がった。
このままではおかしくなってしまう。早くこの戒めを解いて、吐き出してしまいたい。
だから、どうか。
そう思うのに、政宗の悪戯な指は、幸村の中心に絡められ、もう片方は尻の入口辺りを彷徨っているだけだ。
「政宗っ、どの」
切羽詰ったような声は、もはや悲鳴に近かった。口に含まされたずんだは、身悶えたせいでとっくに口から零れ落ち、横に流れてしまっていた。それを政宗が指ですくって口に含んで飲み込んだ。もったいぶったように、上唇を舐めてニヤリとした。幸村は恥ずかしさで死にそうだと思った。
「アンタの味つきずんだだな」
「きたなっ」
「いや、deliciousだな」
そう言って、唇を重ねてくる。
「んっ・・・んっ」
ぐちゅりぐちゅりと卑猥な音を立てて深く貪られた。そうしながら、尻の割れ目に指を差し込まれて幸村は悲鳴をあげた。だが、それも政宗の口の中に消えていった。
中をかき回されて、幸村の体がビクンと跳ねる。すでにじゅうぶんに熟れきったそこはビクビクと震えるが、根元でせき止められているので痛いぐらいになっている。
「・・・・ま、政宗殿っっ!!」
耐え切れず、唇が重なったまま幸村はくぐもった声で叫んだ。体にたまった熱が放出できない痛みったらない。早く解放したくて幸村は自分の上に圧し掛かっている政宗の背中に手を回して爪をたてた。
「ぁっ・・・・・いっ」
下半身をこすりつけるように政宗に摺り寄せる。完全に固くなってしまったそこが政宗の腹で擦れた。
政宗が、目を細めて体を起こした。
もう、幸村は自分がどんな風な格好で政宗の前にいるのかは頭から飛んでいた。
ただ、脚を大きく広げ下半身を突き出すようにしながら、潤んだ目で懇願する。荒い息が口から漏れた。それを満足そうに政宗が見下ろして、幸村の膝裏に手を差し込んで体を折り曲げるようにして持ち上げた。



「ひっ!」
ぐり。と、先端部分が入ってきて息が詰まる。ぐいぐいと入ってくるものは、硬くとても熱い。中を押し開くように入ってくるのを嬉しがるように粘膜が絡みつく。その感覚が気持ち悪いような気持ちよいような不思議な感覚だった。
「ずいぶんと大歓迎だな。お望みどおりにしてやるよ」
「あっ・・・あっ!」
グリ。と、中で動かれて蠢くそれに身悶えた。政宗は片手で幸村をさせながら、幸村自身を戒める紐に手をかけながらグイグイと攻め立てた。
「いやっ! ・・・・あっひっぅ!」
ズン。と、突かれるたびに射精しそうになって根元の戒めによって阻まれる。熱が体の中で暴走する。
(変になる!)
幸村は駄々っ子のように頭を激しく振った。自分の手で戒めを解いてしまいたいのに、政宗の手がそこにあるからできない。それどころか、腰を使って攻め立てられるたびに体がぐにゃぐにゃになっていうことをきかなくなってゆく。
だんだんと薄れゆく意識は、本能だけが残されて幸村はただ気持ちよさを求めて視線を彷徨わせた。
そこでみたいのは、自分を攻め立てている男の顔で、その顔も興奮を滲ませていることにドキンとした。
「まさ、むね、どのっ」
自分で摺り寄せるように体を揺らす。そうすると、政宗もそれに合わせて腰を揺らす。
そうしながら、政宗は幸村自身を戒める紐を解いた。
「んっ!」
その瞬間、どぴゅ。と、幸村は精を吐き出した。勢いよくそれは飛び散って、政宗の腹を汚してしまう。だが、すぐに政宗に攻め立てられて幸村のそこは芯を持ち始めてしまう。
(はしたない)
そんなふうに思うのに、もっと欲しくて幸村は政宗を誘う。物欲しげに彼を見ると政宗が唾を飲み込んだ。
「はっ・・・あっ」
「っ」
互いの動きが混ざり合って、幸村は気持ちよさげに嬌声をあげた。
「幸村」
何度も甘く自分の名を呼んで政宗はだんだんとその動きを激しくしてゆき、やがて絶頂を向かえ幸村の中に熱いものを吐き出した。




「で、この惨状ですか」
「Sorry、小十郎。少しだけ遊びがすぎたぜ」
「少しだけですと?」
隣室で寝込んでいた幸村は、そんな声で目が覚めた。
(はて。某は一体どうしたのであったか)
ぼんやりとした頭で考えていた幸村だったが、次の片倉小十郎の言葉ではっきりと思い出した。

「貴方様の少しは、部屋をずんだまみれにしたあげく、あからさまな匂いを畳にしみこませ畳を再起不能にすることですかっ!」


「いや、ほんの少しの過ちだろ」
「政宗様!!」


幸村が飛び起きようとして失敗し、痛みと羞恥心から城中に響き渡る雄たけびを上げた。
その後、政宗限定のずんだ禁止令が片倉小十郎によって出されたとか出されなかったとか。
真相は、政宗のみが知っている。







すごく遅くなりました!(汗)
もうどなたも待ってないような気がしますが、完結までこぎつけた
消化不良ですが、ずんだです。
うっかり私が、途中で参加し「ずんたプレイ」ですかとかいったのが原因です。
てかさ、なんで私だけ思い切り18禁なのだね、椚さん!!
ずんだうまいよね。エロ濡れだともっと美味しいよね。
原稿の合間に書いたので、脳内沸いててすみませんでした。
なお、この作品はチャットの主催者である椚さんのみ、お持ち帰り可能です。
チャットではお世話になりましたv
読んでくださってありがとうございました。

21.8.9.