副会長の大切な『お仕事』 vol.

 

 

 

「速攻!」

夕暮れ近い放課後の体育館に、今日もドリブルの音と<キュッキュ>というバスケットシューズの音が響く。

「キャァ〜〜!!アスハ先輩〜〜〜〜ィ!!」

部内で2チームに分かれての紅白戦。敵チームのパスを見事に奪い取り、不意を突かれた中をドリブルで速攻に切り開いていく金の髪。そこに何時も通りの下級生からの黄色い声がこだまする。

(よし!このままノーマークで行ければ―――)

敵陣に入ったカガリが鋭い感覚で、ゴールまでの秒速とシュート態勢をイメージする。

 

だが―――

 

 

(―――「これ以上、俺の仕事を増やすようなことはしないでくれ。」)

 

 

「え…」

急に耳元に蘇った「あの言葉」

1秒にも満たないその声に、カガリの動きが鈍った。その隙をついて、敵チームのポイントガードがカガリの前に立ちふさがる。

(!まずい!)

慌てて咄嗟の判断でフェードアウェーシュートを放つが、ボールは見事にゴールに嫌われた。

 

 


「何をやっている、アスハ! ちゃんと試合に集中しろ!」

「はいっ!」

顧問のナタル・バジルール先生に激を飛ばされ、カガリは大声で返事をする。

 

しかし…

 

(…『集中』…そう、集中しなきゃいけないのに! 何でこんな時に気にしちゃうんだろう?)

 

気になる理由は解かっている。

生徒会役員として、副会長として、生徒会長のアスランを補佐していかなければならないはずなのに、気がつけばみんなの好意で自分は好きなバスケットを続けられている。しかし、それによって自分がいない分の仕事を皆が肩代わりしているのは当然想像出来ることだ。

 

特にアスランは…

 

ああして朝早くから仕事をし、授業も家に帰ってからの勉強もこなしている。

もし自分がもっとしっかりと補佐できていれば、ああして遅くなる事も、勉強時間も、もっともっと取れるはずなのに。

少しでも役に立てればと、ああして書類を取りに行ったが、結局のところ「アスランが自分の先走りの尻拭いをする羽目になる」という仕事を増やすだけの結果になってしまった。

 

 

―――「これ以上、俺の仕事を増やすようなことはしないでくれ。」

 

 

一番気になっていた言葉。

一番恐れていた言葉。

 

 

でも、それは真実だ。

 

そう思うと、アスランの顔を見るのが辛かった。

 

自然と今朝はいつもより一本早い時間のバスに乗った。

 

(―――でも…このままじゃいけない…よな…)

 

今日の放課後はもともと部活が優先の日だ。

だからこそ、部活の集中できればあの言葉を思い出さなくてすむと思っていた。

なのに…大好きなバスケットをしていても、あのアスランの冷たい言葉が耳について離れない。

 

(―――!ダメだ!こんな気持ちじゃ、バスケも生徒会も何をやっても中途半端だ!)

 

 

 

 


<ピィーーーーーッ!>

「前半終了!インターバルおいて、後半になります!」

メイリンの声で、皆がコートを離れる。だが、カガリはその場に立ち尽くしたまま。

 

「?どうかしたんですか?先輩?」

タオルを持ったルナマリアがカガリの傍に駆け寄り、声をかける。

その声に弾かれたように、カガリは<キッ>と顔をあげると、真っ直ぐに前を見つめていった。

「ゴメン!今日大事な仕事残してきちゃったから、私、これであがるな!」

「え!?だって今日は部活の日って―――って、先輩!?」

ルナマリアの当惑の声を背に、カガリはルナマリアの持っていたタオルを引っ手繰るようにして、コートを走り去った。

 

 

(ごめん!アスラン。ごめん!ラクス、キラ、ミリィ! 皆に迷惑かけちゃって。)

 

 

「謝ろう」―――

 

 

当然謝ってすむ問題じゃないことは解かっている。でも、どうしても自分の気持ちを伝えたい。

皆に謝罪と…感謝の気持ちを。

 

 

下校する生徒達の合間を縫って、全速力で廊下を走り、階段を駆け上がっていくカガリ。

 

 

 

そう・・・誰よりも真っ直ぐで、純情で、責任感が強い。

 

 

 

それが『カガリ・ユラ・アスハ』なのだ。

 

 

 

 

 

*         *         *

 

 

 

 

 

いつも見慣れたドアを思いっきり勢いよく開ける。

<ガラガラピシャン!>の大きな音に、その場にいた3人が振り返る。

「どうしたの、カガリ…今日は確か『部活の日』じゃ―――」

「アスラン、何処だ!?」

キラの言葉を遮って、「ハァハァ」と息を切らしながらカガリが問う。

キラとラクス、そしてミリアリアの3人が目配せすると、微笑み合いながらカガリの方に向き直った。

「アスランなら、今休憩をとられておりますわ。」

柔らかい笑みでラクスが声をかける。

「ハァ…ハァ…休…憩…?」

カガリの脳裡に一瞬の疑問。正直カガリはアスランと一緒に生徒会の業務をしている間、アスランが休憩をとるところなど、一度も見たことが無い。

「それにしても、今日は『部活の日』よね? 何かあったの?」

ミリアリアも心配げに声をかける。

ようやく息の整ったカガリ。そして金色の大きな瞳は僅かに涙を湛えている。

「あ…その…ごめん!皆!」

その言葉とともに、深く一礼するカガリを見て、3人は慌ててカガリの傍による。

「『ごめん』って…私たち何か謝られるような事した!?どうしたの?カガリ。」

ミリアリアがそっとカガリの背に手を触れると、カガリは<ポロポロ>と涙を零しながら、思いを必死に伝える。

「ごめん…私、皆が忙しい時に…何も手伝えなくて…皆に仕事…押し付けちゃって…オマケに…昨日…ミリィとラクス…止めてくれたのに…私…何でもいいから…手伝いたくって…危ない事して…アスランの仕事…増やしちゃって…」

「あらあら。そのようにお気遣いしてくださっていたなんて…。その様なこと、私達は微塵も思っておりませんでしたのに。」

「…ラクスぅ…」

ラクスが微笑みながらそっと肩を抱くと、カガリは堰を切ったように泣きだした。

「大丈夫だよ。寧ろバスケで頑張ってるカガリを見てると、僕達も『頑張らなくっちゃ!』って、元気が出てくるんだ。…そう、アスランも同じ気持ちだよ。」

 

「アスラン」―――

キラから出た名前に、カガリは昨日の出来事を話し出した。

「…アスラン、その時言ったんだ。「これ以上、俺の仕事を増やすようなことはしないでくれ。」って…」

顔を見合わず3人。そして3人とも思わず微笑むと、キラがそっとカガリに語りかける。

「あのさ、カガリ。それ『カガリに対する言葉』じゃないと思うよ。きっと。」

「え…?」

思わずカガリがキラに視線を向けると、3人は話し出した。

「そう。元々あそこの部にはアスランが行く事になっていたし、それが数分早くなっただけだよ。アスランが生徒会室に来てから行く予定だったのが、「カガリが行っちゃった」っていったら、もの凄く慌てて飛び出して行っちゃったからね。」

「えぇ。多分「仕事を増やすようなこと」の意味は、当初通り「自主的に持ってこなければいけないのに、取りにいかなければならない」という手間の事。更にアスラン一人で事を運ぶはずだったのに、カガリさんに手を上げたのを見て、何時もはまったく見せないはずの怒りが込み上げたのでしょう。そして人相手に使わなかった柔術まで使ってしまって…。そのことが『仕事が増えた』という事ですわ。きっと。」

「大丈夫よ!寧ろアスランの方が、カガリにお礼言わなきゃいけないのにね。「いつもありがとう。」くらい言ってもおかしくないわよ!」

キラ、ラクス、ミリアリアの言葉に「?」が浮ぶカガリ。

 

仕事も中途半端。更にいてもいなくても同じような仕事しか出来ない。オマケに昨日のような返って迷惑をかけるような事態にしてしまったのに、何故アスランの方が自分に感謝しなければならないのだろう…?

 

「と、とりあえず、昨日の事、謝りにいってくる。」

そういってカガリは踵を返し、ドアを開いたその時に、キラから声がかかる。

「あ、アスランは南校舎の屋上の西側にいるから。」

「あ…うん、判った。」

何故キラはアスランの居場所を、そこまで詳しくわかるのだろうか? 

 

だが、カガリはそんな疑問を一瞬で振り払うと、再び廊下を全力疾走する靴音が響いた。

 

 






「全く…全然判っていないんだね。カガリって。」

キラの苦笑にラクスが言葉を添える。

「そうですわね。カガリさんがいなければ、アスランは生徒会長として、ここまで信頼され、お仕事も出来ませんでしたのに。」

「そう。あんなに「人見知り」で「無口」で「自分一人で何でも直ぐに抱え込んじゃう」アスラン一人じゃ、他の生徒とのコミュニケーションなんて絶対取れなかったと思うよ。」

「そうよね。生徒があってこその『生徒会』だもんね。どうしたって『一人で』じゃできないもの。」

ミリアリアもふと、思い立ったように語った。

「だからこそカガリの力が必要だったんだよ。ああしてアスランの性格で補えない、他の生徒との大切なコミュニケーションという手段をカガリがアスランの傍で自然と補ってくれてるから、だから続けてられるんだよ。アスランが生徒会長を。」

ふと窓の外をそっと見上げるキラ。ラクスもミリアリアも同じ視線を向ける。

「去年、ミゲル先輩がアスランに生徒会長を頼みに来た時、アスランが自分で言ったんだ。「カガリの助けがないと、自分が生徒会長という大きなポストはとても出来ない。」って。」

「アスラン、ご自分でちゃんとお分かりになっていらしたのですね。「自分にとって何が足りないのか」を。その部分を埋めてくださるのは、「カガリさんだけ」だということも。」

「カガリはちゃんと「『生徒会長』の苦手な『コミュニケーション』の部分を補う」っていう、副会長の『大切な仕事』してるのにね。」

 

夕焼けが広がりだした午後の空―――

見上げていた3人に、ふとミリアリアが声をかけた。

 

「でも、その『補う』だけが『理由』じゃないでしょ?アスランは、カガリのこと…」

「うん。僕達にはバレバレなのにね。カガリは疎いから全然気がついてないんだけど。」

再び3人は顔を見合わせると、可笑しそうに笑い合う。

「これ以上カガリが落ち込まないように、せめて生徒会のことだけでも「ちゃんと仕事してるよ」って、今私たちがしてた話、伝えた方がいいんじゃないの?」

ミリアリアの提案。しかしキラもラクスも首を横に振った。

「教えない方がいいよ。だって「そのままのカガリ」だからいいんでしょ?」

「それに、その事は一番感謝しているはずの方の口から、お話される方がいいですわ。」

「そうね…。でもアスランは言えなさそうよね。絶対、あの性格じゃ。結婚して家事とか育児とかがんばってしてる奥さんに「ありがとう。」の一言もいえないタイプよ。」

ミリアリアの言葉に、思わずキラとラクスも頷くと、3人は声をあげて笑い合った。

 

そして、席につこうとしたミリアリアの視線の先には―――慌ててきたカガリの鞄が机に置かれたまま。

「あ〜ぁ。よっぽど慌ててたのね。鞄の中身出ちゃってる。」

「これ、いつも使ってる『単語帳』だ。なくしたら大変なのに。」

そう言ってキラがそっと見慣れたカガリの字の単語帳を捲る。ふと―――

「いかがされましたか?キラ。」

ラクスの声にキラが悪戯っぽい視線をあげる。

 


「うん。ちょっと「きっかけ作り」を、ね…。」

 

 

 

 

 

*         *         *

 

 

 

 

 

夕暮れに染まった校舎の屋上。

カガリがキラに教えられた場所にそっと近づくと、そこにはブレザーを脱いで、グリーンのネクタイを緩めて柵に寄りかかりながら座る、見慣れた影。

「アスラン。」

カガリの呼びかけに、若干驚いた表情を見せると、あの通学のバスの時と同じように手招きをした。

だが、カガリは直ぐ傍に立つことが出来ず、その場で深くお辞儀する。

「あ…えっと…ごめん!昨日は、その…お前に迷惑かけちゃって…その…」

上手く謝る言葉が出てこず、もどかしいカガリ。

 

(あれだけ、ここに来るまで謝る練習考えたのに…)

 

「『迷惑』? 君は俺に迷惑掛けられたことなんて、一度も無いよ。」

ハッとカガリが顔をあげると、そこには表情を崩した、優しい翡翠の瞳。

「でも!でも私は余計なことして!…お前は私を助ける為に、身体まで張ってくれて―――!」

「カガリがいてくれたから、俺は『生徒会長らしくいられた』んだ。」

「…?…は…?」

自分がいたことで、あの場面でどうやって『生徒会長らしく』いられたのだろう? 寧ろアスランの仕事の邪魔しかしてないのに。

「もし、あそこにカガリがいてくれなかったら、きっと俺はあの連中に自分から拳を上げていたと思う。生徒会長としてではなく、只の「規則規範が大嫌いな一生徒」として。喋るのが苦手な俺に対し、あいつらは罵声を浴びせるだろう…。そうしたら多分手加減できなかったはずだ。きっと今頃は傷害で停学くらいの処分にはなってただろう…」

「!?で、でも正当防衛だって…」

「カガリがいてくれたから、自分から手を挙げることはなかった。カガリが間にいてくれたから、「生徒会長の俺」でいられたんだ。」

「じゃぁ…その…「これ以上、俺の仕事を増やすようなことはしないでくれ。」っていうのは…」

「カガリに言ったんじゃない。規則違反を犯したうえ、カガリに手を挙げようとしたあの連中に対してだ。彼らがちゃんと書類さえ提出していれば、起こり得なかった問題なのだから、問題を起した彼らに対する言葉を言ったまで、だ。」

 

「そ…そうだったのか…」

アスランの言葉に一気に力が抜けたカガリ。ヘナヘナと座り込んでいく。

「!? カガリ、大丈夫―――」

「だったら紛らわしいことするな!」

アスランの一言に今まで耐えてきた不安の気持ちが一気に抜け落ちると、カガリは金の瞳に涙を湛え、アスランを見返す。

「わ…私…お前に迷惑ばっかかけて…役に立たないと思って…仕事も全然出来ないし…みんなの足ばっか引っ張って…副会長らしい仕事も全然してなくって…だから…お前や皆が…迷惑してるんじゃ…」

「そんなこと、あるはずないだろう!!」

カガリの両肩に手を添え、アスランは力強く頷く。

「迷惑なんて思ってない!寧ろ居てくれなければ俺はダメなんだ!何も出来ないんだ!俺は君を―――」

驚き見上げる金の瞳に見つめられると、アスランはそこまで言いかけた言葉を飲み込んでしまう。

 

 

―――本当は言いたい。言わなきゃいけない。

 

でも、どうしてそんな簡単なことが言えないのだろう?

 

 

「アスラン…?」

カガリのキョトンとした顔。

思わず視線を外す。

 

頬は…自分でも判るほど、真っ赤になっているに違いない。

 

「ハァ…」

一つ深呼吸して息を整えると、元いた場所にアスランは座り、そっとカガリを招き寄せた。

「…お前、いつもここで休憩してるのか?」

アスランの横にチョコンと座りながら、カガリが尋ねる。

「あぁ…でもどうしてここが判ったんだ?」

「キラが教えてくれた。」

「アイツ…」

何故か脳裡に「頑張ってね!」と笑うキラが目に浮ぶ。

「へぇ…ここって、色んな音が聴こえるんだな…」

そっと目を閉じるカガリ―――

 


『サッカー部』で下級生を指導するディアッカの声

『野球部』でティーバッティングするシンの金属バットの音。

『バレーボール部』のアタックとトールの掛け声

『ブラスバンド部』の様々な楽器のパート練習

そして

『バスケ部』のドリブルと掛け声

 

 

「凄いな…ここだと校庭だけでなく、体育館のみんなの声まで聴こえるなんて…。」

「あぁ…よく聴こえるよ。」

 

 

『生徒会』―――学校の行事と日常生活の向上に取り組む委員会。

 

 

皆が学校生活を楽しんでいる音が、アスランの仕事の結果。

 

 

(きっとアスランにとって、この音が何よりも嬉しいものなんだろうな。)

 

 

「よかったな!お前が守って、つくり上げてきたものが、皆の宝物になってくれて。」

カガリが嬉しそうに声をあげる。

だが、肝心のアスランからの返事がない。

「?…アスラン、どうした―――っ!?」





アスランは目を閉じたまま、そのままそっとカガリの肩に寄りかかってきた。

真っ赤になりながら慌ててアスランを起そうとするが……

「…疲れてるんだな…」

寄り添ったアスランの寝息が気持ちよさそうで、寝顔が何処となく子供っぽくて。思わずカガリは微笑む。

「少しだけだからな。これも副会長の大事な務めだ!」

 

夕暮れの日差しは、あの初夏の日照りとうって変わり、柔らかなオレンジの光で屋上の2人を包んでいた。

 

 

 

 

 

 

*         *         *

 

 

 

 

 

 

「おはよう!アスラン。今朝も早いな!」

「あぁ。おはよう、カガリ。」

何時も通りの通学バスの中、アスランは参考書を。そしてカガリはいつも通り『単語帳』を捲る。

「今日こそ全問正解してやるからな!え〜っと…先ずは“demand”は“需要”。うん!これも覚えた。次は“govern”で“支配する”。名詞なら“government”!」

小さく呟きながら単語帳を捲るカガリ。

だが、最後のページでそれが途切れる。

「?これ何だ?…書いた覚えはないんだけど…」

「どうしたんだ?カガリ。」

気になったアスランがカガリに声をかける。

「うん。書いた覚えがないんだけど、なんか文章が書いてあって…熟語なのかな?あ、でも「わからなかったらアスランに聞いて」って書いてある。」

アスランも不思議な面持ちになると、そっとカガリの出した単語帳に目を通す。

 

その瞬間――

 

 

(―――!! キラのヤツ!!)

 

 

「?どうしたアスラン?顔真っ赤だぞ!?風邪でも引いたか?」

「あ…いや…大丈夫だ…。」

「ならいいけど…そこに書いてある意味、判ったか?」

「あ…あぁ…」

「だったら教えてくれ!」

金の瞳を輝かせて、答えを待ち望んでいるカガリ。

 

 

(これを俺に言え、というのか!?)

 

 

単語帳を持ったまま、アスランは困惑する。

 

 

逃げられない状況に追い込まれたその「言葉の意味」は、世界中の誰もが知っている『有名すぎる言葉』。

でも「思春期の青少年にとっては、口に出すには『一番勇気の居る、難しい言葉』。」

 

 

 

―――“Athllan lieben kagalli.”

 

 

 

 

英語で言うなら“Athrun loves Cagalli.”

 

 

 

 

“アスランはカガリを愛しています。”

 

 

 

 

・・・Fin

 

 

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Namiの用語解説>

フェイドアウェーシュート:後ろ向きに倒れながら高い打点でシュートを打つことで、相手チームのポイントガードにカットされずにシュートを打てる―――らしい。これも某有名バスケマンガでS陽高校のF真の下部H形君がやってたシュート。

ちなみに後ろ向きに倒れる為に、着地がメチャンコ難しい。これもNamiが学生時代友達とやりましたが(ヲタクが…)、思いっきり後頭部うって、只でさえ少ない貴重な脳みそが破壊されました。

 

ティーバッティング:野球とかソフトボールとかの練習で、棒の上に球を置いて、そこに向ってバットで打つ。只それだけ。

要するに高さの違う棒を使うことで「高め・低め」。位置で「内角とか外角」とか。使い分ける事によって、自分の苦手なコースの練習をする訳です。

ちなみに棒の部分を叩くと、手首が「ぬぉぉーーーーーーーーっ!!」とシビレます。

 

最後に出てきたドイツ語らしきもの:「嘘です。」(キッパリ)いや、 LiebenLoveは合っているんですが、AthrunCagalliは発音から「こんな感じかな?(-.-)」と勝手に作ったものなので、思いっきり正しくないですので、間に受けないように!

(ドイツ語って英語と発音が違うので、辞典持ってきて発音に合わせて書き直してみた、という無駄な努力をしてみました。)

 

 

>ここまでお付き合いくださった皆さん、ありがとうございました!

 このリクを戴いた時、正直「うわぁ〜…10年前のこと思い出せるかな〜」と心配もありましたが、なんとかできた…でしょうか?(汗っ!!

 でもこうしてリクを頂いた事で、当時のことが色々蘇ってきたり、久しぶりに友達に連絡とってみたりと、凄く懐かしく楽しい一時となりました。

 余談ですが、高校の友達に連絡とったとき、生徒会の仕事で思い出したのが「生徒総会だけだった」というNamiに「もっと楽しい事いっぱいあるだろうに、何故そのような面白くない話題だけ思い出すのさ!」と突っ込まれました。う〜ん…青春の思い出は『ヲタク道』一本のNamiに、生徒会との接点は殆どないのさ(呆:いや、部活はやってましたよ。)

 

 なので、このSSはヒジョーに文章では想像し難いため、何気にかずりん様にお願い打診をしてみましたところ、快くお引き受けいただきまして…「ぬぉぉーーーーーーーーっ!!」感激です!!プラスして、このキリリクSSは記念すべき『1000000HIT』でもあるため、大変豪華になりました!かずりん様の助っ人で、このSSにも花が咲いたことでしょうv

 

 ということで、リクエストくださった白夜桜江さま。本当にありがとうございました!!m(__)m

 長い割にはつたない作品ですが、かずりん様のイラストでお心癒して頂ければ幸いです(^^

 

 ※尚、今回のキリリクは『million HIT』という事で、特別にかずりん様にイラストを入れていただきました。
 今後のキリリクに「私にもイラストをつけて下さい!」との申し出はご遠慮頂けると嬉しいかと…
m(__)m