――――きっかけは、『一枚の美しいイラスト』でした・・・
それがまさか、こんなに世界が広がるなんて、思いもしないで―――
AfterWord (あとがき)
此処まで『Dragon Queen』を読んでくださった皆さん。ありがとうございました!
本来であれば、最終回(後編)の後にしたためればよいのですが、ちょっとオマケ(!?)もつけたくて、別に書かせて頂くことになりました。
この『Dragon Queen』の美しいイラストを、かずりん様から戴いたのは、確か8月か9月頃だったと思います。
その際、(こんな美しいイラストに文章をつけたい作家さんは幾らでもいるはず・・・。先に『唾つけとこう!』)と、かずりん様に『無理やり』「お話つけさせてください!!」とお願い(という名の『脅迫』)をしましたところ、かずりん様から、お許しが出まして、Namiは大変小躍りして喜んでました!
・・・にしてもです。
・・・実はこの頃、Namiは神原姉さんとの『合同誌―STAY』と、『アスカガ・アンソロジー』の原稿(それも締め切りがほぼ一緒)で、首が回らない状態だったにも関わらず、「書かせてくださいっ!」なんてお願いしてしまって、『・・・おい! お前!そんなことしていいのか!?』と、夢の中で『姫』に怒られる始末でした^^;
―――そして、何とか原稿があがって、かずりん様の絵に、お話をつける為、「プロット」を『全国大会5』までに、幾つか考えていました。
実は何時も「かずりん様」の描かれるイメージ画には、小さなストーリーが付いておりまして、なるべくその世界を保ったまま、文章をつけるよう心がけていました(・・・でも全然違ってるし
・・・(-_-;)
当初は「たった1話」で終わる話でした(今考えると、全然信じられない(T_T))
それが3話になり・・・4話になり・・・
終いには『全国大会5』で直接お会いできたかずりん様に、「今、こんなプロットが出来ているんですが・・・」とお話したところ、売り子をしながらかずりん様「うんうんv・・・あと『こんな』のとか『あんな』のとか(←変な想像はしないで下さいm(__)m)」
と、話が弾むうち、何と『8個』もお話のプロットが出来てしまいました!!(汗
さぁ!?どうするんだ!?Nami!!
↑「第1話」イメージラフ
(これを送ってきて下さった際、「シンとアスラン」の顔も入れてv」など、
不届き千番な注文をしてしまいました・・・(汗)
そんな中で、考えた話から、なるべく「いいとこ取り」にして、一つのプロットをつくり上げました。
でもね。これも、最初は『5話』完結のお話で、かずりん様にも「こんな感じで行きます」と、簡単なプロットを送りました。
・・・なのに何故!? 何故なの!?
1・2はともかく、3話が「ごめんね、かずりん様・・・3話が3話&4話になちゃった・・・(T_T)」
かずりん様「大丈夫ですよ!(ラクス様のような微笑み)」
その100万ボルトの微笑みに、調子付いたアホが一人・・・
「かずりん様・・・5話が、5話と6話になっちゃった・・・」
「ごめん「俺はバカだから・・・6話が6話と7話になっちゃいましたった・・・(T_T)」
そして、最後の最後に来て・・・
「もう、大川に簀巻きにして投げ込んでください…「8話が、8・9・10話になっちゃいました・・・(T_T)」
『とどめ』はなんと!『最終話』になるはずの『10話』が、もの凄く長い話になりまして・・・(・・;)
只「ストーリ&後日談」なので、切るのもなんだし〜・・・と一人悩みまくり(-_-;)
かずりん様にご相談した所、「ラストは『前・後編』に分けましょう」とナイスなアイディアを下さり、結局全部で『11話』という、前代未聞の『大作』になってしまいました!!
・・・今まで書いた中では『Two Shots』が一番長かったのですが、ついに越えちゃう大作が出来、
本人、本当にビックリです!
特に今回の話は『Justice』の様に、一回全部書き切ってから、イラストをお願いしたのではなく、1話毎話の続きを書きながらストーリー&挿絵をUPしていくー――という『同時進行』でしたので、『書き直しができない』という、緊迫感の中、11話も書いてしまいました。
正直こうした場合、本当によく『プロット』を練っておかないと、後で「こうじゃなかった(汗!!」と、行き詰まってしまう為、本当に時間をかけて準備したつもり・・・です^^;(・・・えっ!?なってないって!?^^;)
よく聞かれるのが、「かずりん様との『コラボ』はどうやって作っているのですか?」という質問です。
先程あげましたが、今回はNamiが先に書いたSSを、かずりん様に送りつけ、それを「イメージしたイラスト」を描いて戴きました。
このページの中に、公開されなかった『ラフスケッチ』を展示させて頂きましたが、もう見てもお解かりの様に、『ラフ』からして「う、美しい・・・(゚o゚)」の一点張りです。
こうしてあがってきた『ラフ』に、Namiが「これ足してくださいませんか?」等と、厚顔にも程がある注文をし、なのに、かずりん様は、一言も文句も仰らずに、描き直してくださいました!
本当に、かずりん様あっての『小説』であることには、間違いありません!!(断言!)
↑同じく1話から。
暴れ疲れたシンを神宮に運び、あきれる
「イザーク様」です。
ついでの主張ですが―――
Namiの小説って、どの話でも『永遠に幸せに暮しました』っていうのはありません。
だってね・・・『永遠』って、ずっと続く事でしょう?
同じ事とかずっと続ける事でしょう?(仕事とか勉強とか・・・)
―――そういうのって、何か『嫌』なんです。
人間(に限ったことじゃありませんが)、『限界』とか『限り』があるから、そこで精一杯やれると思うんです。
これが『永遠』だと「あ・・・また明日やればいいや・・・」って、ドンドン引き伸ばし・・・というか堕落というか・・・そんな自分になっちゃうと思うんです。
確かに、『永遠』が必要なものってあるとおもいます(例えば『戦争とかない『平和』とかね・・・でもこれは『永遠』じゃなくて『恒久』の方がにあうと思う)
でも『限られた時間』だからこそ、自然に『懸命に生きようとする』感じがするのです。
今回の小説には、少し、そうした主張も加えてみた・・・つもりです(^^ゞ
* * *
Namiは正直、『パラレル』って苦手です。
他の作家様方が、『学園モノ』や『おとぎ話』を書いているのは見させて頂くのですが、「何で皆さん、こんなに面白く書けるんだろう・・・」と思っていました。
NamiのSSは、見てお解かりの通り、「なるべく『SEED』の世界観に沿った話」を書いています(つもりです)
なぜかと言うと、やはり「アスカガ」をはじめ、どのキャラも「あの『世界観』だからこそ、生きてくるキャラクターだから・・・」と、コンクリートよりも、大理石よりも、ダイヤモンドより・・・はちょっと硬くないか、という「固定観念」があったからです。
でも、実際こうして自分が書いてみて、「どんな世界でも『アスラン』は『アスラン』だし、『カガリ』は『カガリ』なんだ・・・。」と、少し脳みそが柔軟になった気がします。
そんなNamiの固定観念を広げてくださった「かずりん様」には、この場でお礼を何回申し上げても足りないくらいです。
そして―――「K原姉さん」・・・最初日記に書いてくれたときには『思いっきりイヤイヤ』攻撃してたけど、姉さんが言うとおり、色んな世界観があって、一つの「固定分野」としてもいいのでは―――といってくださった意味が、ようやく判りました。(気付くの・・・相変わらず遅いね・・・^^;)
←8話イメージイラストより
こんな素敵な『白竜』だったんですが、Namiが『キラも描いてv』と恐れ多くもお願いし、書き直してくださいました!(何と贅沢な!)
ともかく―――今回の作品も含め、かずりん様との『コラボ』は非常に楽しかったです!
もう、毎日『お祭り状態』で、かずりん様と『文化祭だねv』と、盛り上がっておりました!(当人達は)
今回に限らず、挿絵(それも素晴らしいものばかり!)が入ることで、こんなに作品全体が盛り上がり、書き手として、こんなに書きやすいなんて、本当に新発見でした!
本当に「・・・Namiばかり、こんな素晴らしい絵を戴きまくっちゃっていいのかしら(汗」と思うほど、素晴らしい挿絵に、全然文章が追いつかないのが、申し訳ないですm(__)m
------もし---また「このような機会」に恵まれましたら、是非参加させて戴きたいです(^^ゞ
最後に---
このようなヘタレSSに、忙しいお時間を縫ってまで、素晴らしい挿絵を下さった、かずりん様。
そして、最後まで読んでくださった皆さんに、申し上げます。
――――『本当に、ありがとうございました。』
↑オエビで「かずりん様」が描いてくださった、『ロリロリカガリ姫&蒼竜アスラン』vv(丁度「お礼のSS『ポ○モン』」やってたときに下さいました!)
可愛くって可愛くって、Namiの『お宝』です!