激安!!液体肥料


皆さんアクアリウム用の液体肥料(以降液肥と表記)ってバカ高いと思いませんか?
200mlで1000円とかしますね。
しかもなぜかアクアリウム用の液肥は「水草の活力材」とか「水草の栄養液」とか言う書きかたしてますよね?
なぜ「液体肥料」と表記しないんでしょうか?

そもそも肥料とは(定義ではない)、窒素、リン酸、カリを主成分として、その他、鉄分などの各成分を配合したものです。
水草の成長には当然、これらの栄養素が不可欠であり、閉鎖された水槽内で水草を状態よく維持するには栄養素の不足分を人為的に投入してやる必要があります。
では水槽内で不足する栄養素って何だと思いますか?

・・・

答えは、カリ

水槽内では魚などの糞や死骸、水草の枯葉などが分解されて窒素ができます。
また水槽内に魚がいるときは必ずエサをあげますよね?そのエサの中にはリン酸が含まれています。
じゃあカリはというと、閉鎖された水槽内では供給されないんです。

つまり大まかに言えば、水草水槽で魚などがまったくいないか、ごくわずかしかいないのでエサを少量しかあげていない場合は、リン酸とカリが、エサをしっかりやっている水槽ではカリが不足します。
よってアクアリウムで使う肥料は窒素は含まず、リン酸とカリ、を含んだものがベストと考えられます。

さてここであなたの持っているアクアリウム用の液肥の成分を確認してみてください

・・・

成分はわかりましたか?
おそらくどこにも書いていないんじゃないかと思います。
実は商品を肥料として売るにはその成分を表記しなければならないんです。
だから「活力材」や「栄養剤」というものは肥料なんだけど肥料じゃないんです。

ここで私が使っている液肥を紹介します。

園芸用液肥のハイポネックス開花用です。180ml500円
これを10倍に薄めて使っています。

窒素:リン酸:カリ 0:6:4

真ん中のボトルが作ったやつですが、大体容量100mlくらいの容器だから肥料は10mlで一本できるので、18本取れて1本28円くらいです。
アクア用のと比べて17分の1の値段、しかもおそらくアクア用のと比べるとだいぶ濃いと思います。

この容器は1プッシュ約1mlでるので、60センチ水槽で1週に1回2プッシュ使用したとしても50週間も使えます。まあ水槽の環境により使用量は違いますが。


ではなぜアクアリウム用の液肥ってあんなにバカ高いのかというと
おそらくアクア用のものは各メーカーが魚やバクテリアなどの生物に無害でかつ水草を綺麗に成長させる肥料を作らなければならないからだと思います。
その点園芸用肥料は魚のことなんて当然考えてませんから、水槽に入れるにあたっての安全性はアクア用のものが断然高いでしょう。
つまりアクア用の液肥には安全性(研究開発費など)が上乗せされている分高いんだと思います。

値段を取るか安全性を取るかは各自の判断でお願いします。


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