中央線7人掛け論

中央線の7人掛けの席によく6人しか座っていなかったりする。

車内アナウンスでは「7人がけとなっています。皆様のご協力をお願いします。」なんていっているが協力する人間は皆無だ。

ではどうすればスムーズに7人がけになるのだろうか?

以前読んだ新聞にこのような記事が出ていて、最近中央線に乗っているとき本当にその新聞に書いてある方法で7人座れるのかと疑問に思って考えてみた。

まずこの座席に7人が座るには7人がぴったりくっつかないといけないということを頭に入れておく。

その新聞に書いてあったのは、左右の端に1人目と2人目が座り3人目がちょうど真ん中に座るか少しずれて座るかで7人座れるかが決まるというものだった。

 初めの2人は両端に座る

 上のように3人目に座る人がど真ん中に座れば、その左右に2人ずつ座って7人座れるというもの。

しかし何回も中央線に乗っていて、この方法だと7人座れないことがあるということに気がついた。

この考え方だと4人目に座る人は少なくとも前に座った3人の誰かのぴったり隣に座らないと7人座れない。しかし人間の心理では他人とは距離をおきたいと思うのなので、4人目は少し離れて座る。そうすると次の5人目も同じように座ろうとするのでここでも微妙な隙間ができる。最後に6人目が座ろうとしたときに3人目が少しずれて席を譲ると。隙間が分散されて6人しか座れなくなる。

 このように4人目の人が少しずれて座る。

 5人目もこのようにずれて座る。

真ん中に座っていた人が席をずれて譲る。

結果6人しか座れない。


そこでどうすればスムーズに7人がけできるか考えてみた。

要するにたいていの人は他人と間隔を取ろうとする、ではぴったりくっついて座るときはというと、1人分しか開いていないときだ。
つまり最初の2人は両端に分かれて座るので、3人目は真ん中に座るのではなく場所で行ったらその隣、端から3番目の位置に座る。
そうすると4人目は3人目からも1人目(2人目)からも距離のある逆の端から3番目の位置に座る。
そうすると1人分空いた席がちょうど3つできて結果7人がけが成立する。

 まず初めの2人は両端に座る。

 ここで3人目は端から3番目の位置に座るようにする。

 すると4人目は隣とくっつきたくないという心理が働くので左から3番目の位置に座る。

 あとは残った隙間に1人ずつ座れば7人がけ完成。

この場合でも5人目が座ったとき隣に空きがあると放れようとして少しずれようとしますが、それぐらい動いてもそこに人が座ろうとすれば、まともな人間なら譲らざるをえないので、最終的には7人がけになるわけです。


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