隔週 袁術くん−俺ってば皇帝様−














■ 第11週目 ■



最近、親戚の女の子たちに









「ふくよかになったね〜」




「頼りがいがあるって感じ」








と言われて、

嫌味なのか
本気なのか
愛想なのか

それとも新手のパーティー・ジョークなのか


今ひとつ判断がつかずに
夜寝る時に七転八倒している

どうもボクseeker31才です。











こんばんは。



 





 

 

  どうせならハッキリ言ってくれた方が
スッキリするのに、とか思っていたら



 



うちの妹が





「太ったんじゃね?」

  と言ってくれました。











どうもありがとよ。

















ええ、もう
大喧嘩ですとも











やっぱり人間って生きていく上で
建前って大事ですよね。

 





 



ワシントンは嘘吐きだ。




















■284年9月上旬■



つか、今 冷静に考えてみたら









親戚の女の子の言葉も
結構、キツくね?

(むしろ、モロとすら言える)











_/>○ キガツカナキャヨカッタ


























まぁあれです。
嫌な事は忘れましょう。



嫌な事から目を背けて
ゲームの世界へDiving











ちょっとグダグダですが
「隔週・袁術くん」
今週も Let`s Start













まずは、先月の末に囮の建設部隊に釣り出されてきた
孟獲さんの部隊をさっさと始末する事にする。



どうせ残り1部隊だ
サクッと済むだろう。









ターン開始早々、張遼が一気にカタをつけるべく
孟獲を相手に一騎打ちの申し込みをする。



テントウ虫よりあんぽんたんな孟獲は
当然、血気盛んにそれを受けてくれる。





ほんとにコイツラは扱いやすくていい。



曹操や孫堅の部下とは大違いだ。









張遼(武力:90)孟獲(武力:82) とでは
実力にかなりの開きがある、と言っていい。





ここは気楽に一騎打ちを観戦してみよう。







双方の軍列から出てくる張遼と孟獲。



お互いに名乗りなんて上げてから
爽やかに一騎打ちが開始される。





当然、序盤から一方的に有利に進めていく張遼。

一合、二合、三合、と進んでいくごとに
孟獲の体力ゲージがみるみる減っていく。





うーん、こりゃやっぱ楽勝だな。







( ´∀`)

























シャキーン
(矛が一閃する音)









Σ (゚Д゚;)
んぁ?!










パタ・・・
(馬から落ちる音)







へ?













「ぐはは、もっと強い奴はおらんのか」 by 孟獲

























ち、張遼さん?!


























なにを得意気に寝てるんですかwww

起きて下さいよwww 先生wwww


しっかりしてくださいよwww
(まさにこんな感じ)

















てめー、自称「大王」なんぞに負けてんじゃねーよ





















張遼



能力値は三国志でも屈指の一流武将なのに
とある漫画では 「最強探し」 してるくせに
ラジェンドラ王子と大してかわらん奴に
あっさりと一騎打ちで負ける男。





張遼・・・



張遼・・・















てめぇ

いつかリストラしてやる



















■284年9月中旬■



先ほど、同僚の張遼さんがやられた仕返しに
高順さんの部隊が敵討ちに孟獲に向っていく。



ちゃんと、やられた分は やり返しておいて欲しい。













「やぁやぁ我こそは高順ですが 何か」


「私が孟獲さんですよ? かかって鯉」











とったかとったか
(馬が走る音)





シャキーン
(矛が一閃する音)







パタ・・・
(馬から落ちる音)





「ぐはは、もっと強いやt(略」
























またですか?wwwwwww

もう勘弁して下さいよwww

ほんと雑魚wwwwwwww
















おかしいな

もっと楽勝のはずだったのに
結構良い勝負になっている。





なぜだ・・・。

おかしい。







ほんともう
どうにかなりませんか
どうにもなりませんよね

はいはい





















■284年9月下旬■







増援を受けて、兵数を回復しつつ戦う孟獲の部隊を
呂布と甘寧の部隊が協同して駆逐する。





やはり頼りになるのは
こいつらしかいないのか。











片や、親殺しの裏切り常習犯
片や、湖族の犯罪者なんだが
働いてくれるならもうそれでもいいや。







最近、うちの宮廷が
DQNのすくつ(なぜか変換できない)
と、ご近所で評判です。





私が描いていた未来予想図は
帝国「成」の建国であって
DQNの王国ではないんだが。

どこでこうなってしまったのやら。
見当もつきません。











と、泣き言タレていても
何も物事前に進まないので
さっさとやって行きましょう。

















孟獲を駆逐しても、他にも許昌から
どんどんと増援の部隊が出てくる。

だがしかし

阿会喃やら董荼那やら兀突骨といった二流武将が
呂布や甘寧や張遼の相手をできるはずもなく
出撃してきては次々とやられていく。






こちらにも多少の出血はあるものの
ほぼ完封ペースで戦況は進んでいく。





野外決戦で許昌の兵数が激減し、手薄となったのを見て
頃はよし、と野戦陣形のまま部隊を突っ込ませ
一気呵成に許昌を制圧することに成功した。



これで南蛮大王こと孟獲の軍団を降し
皇帝袁術さまは、念願の2ヶ国持ちとなった。
(汝南、許昌)






交通の要衝にある許昌は、商業値が高く
しかも都市に商人が在駐しているという
三国志でも屈指の豊かな都市である。

しかも人口が多く、兵を雇う時にも有利だ。



この都市を抑えた事で、袁術さまは
さらなる飛躍を遂げるだろう。




















■284年10月■



飛躍の前に、我が軍から逃走した奴が一名。













兀突骨











お前だ









ヘンな名前しているくせに良い度胸じゃねーか。





お前も雷薄や陳蘭と一緒に
「捕虜にしたら殺すリスト」
に入ったと思うがいいですよ。



















■284年11月■



元・孟獲軍の武将を我が軍に取り入れるべく
先月から敢行していた登用ラッシュが実を結び
ようやく全員採用する事ができた。





めでたい











だが、ふと

阿会喃だの董荼那だの朶思大王だの
楽就や陳蘭と変わらん奴らを
そんなに雇ってどうするんだ?




という疑問が頭をよぎる。













しばらくの間、「税金収入とカス武将への給与」という
とても切実な天秤が私の頭の中でゆらゆら揺れていたが
まぁ、【塵も積もればマウンテン】と言うしな・・・と
あまりに気にしないことに決定した。













ぶっちゃけ





「カス武将はクビ」





などと言い出したら





一番最初にクビになるのは袁術くん
という事になりかねない。



さすがにそれだけは避けたい。




















■284年12月■



新年に向けて、戦火に荒れた許昌の復興作業。
税収はもうすぐそこだ。


















■285年3月■



負傷兵が回復し、春の徴兵も済ませた頃。



丁度、劉表と董卓の間で戦争が勃発する。







兵数12万近くにまで膨れ上がっていた我が軍は
守備兵を5万だけ許昌と汝南に残して
呂布・甘寧・張遼・高順・呂蒙の5部隊で
劉表と董卓の戦争に割ってはいる事にした。







劉表と董卓が、互いに削りあっている時に
横合いから部隊を突っ込ませると
面白いように相手の兵が減っていく。







こりゃいいや





どんどん兵数を減らしてやれ



















■285年5月■



劉表さんが兵数を減らしすぎて
残り5.600人になったところで
拠点である新野に攻撃開始。





いとも簡単に新野、落城。







これで袁術さまが統治する都市は
汝南・許昌・新野の3都市となった。







本来ならここで、新野の撫育政策や
元・劉表軍の武将登用に移るところだが
董卓軍の兵数が1万少ししかないので
一気に董卓の拠点である宛も攻撃してしまう事にする。



















■285年6月■



宛、落城。





少しの抵抗はあったものの
問題ない範囲で制圧できた。





さて、これで皇帝袁術さまが統治する都市は
汝南・許昌・新野・宛の4都市となりますた。





しかも許昌と宛と洛陽を結ぶ街道に砦を築けば
新野と宛は、敵国と隣接しないために
いわゆる「生産都市」にする事ができる。


守備兵も新野と宛には置かないで済むため
許昌と汝南と、新たに築く潁川の砦へ
多大な兵数を集中させる事ができるだろう。
































と、ここまで来れば
ぶっちゃけて言うと



私 負けません





SLGオタクで、三国志を何度かやっておられる方ならもうお判りでしょうが
この手のゲームは、ある程度状況が進んでパワーバランスが崩れると
ほんっっっとーに、負けなくなるんです。







後は、もう

〜を占領しました

とか

〜を滅亡させました



とかの状況報告が淡々と続くだけ。







リプレイ的にもいま一つ面白みが無いと思いますので
「隔週・袁術くん」はこの辺で筆を置きたいと思います。





まぁ、どう考えても「成」の建国の日は近いでしょうしね。
念願叶ったり、というやつです。











10ヶ月という長い期間にわたるリプレイで
しかも途中更新をサボっていたにも拘わらず
今まで読んで頂き、本当に有難う御座いました。





「読んでるぜー」

「はやく更新しろ」

「次マダー。チンチン」







という皆さんの温かいお声の御蔭で
最後まで続ける事ができました。



いや、ほんとうにそれが無ければ
去年の8月で更新は止まったままだった事でしょう。



ありがとうございました。








そんな感じで「隔週・袁術くん」は
なんとかかんとか初期の目的を達成し
11週目でなんとか完結しましたことよ。



好々











あー

長かったけど

楽しかったな





えへへ








−了−