■ 第9週目 ■
みなさんこんばんは。
どうもボク袁術くんです。
最近部下が増えました。
今まで役立たずばっかりだったので
とってもとっても嬉しいです。
でも、山賊とか、裏切りの常習犯とか、親殺しとか
そんなんばっかりなんですが、どうしたらよかとでしょうか?
後は最近になってなんですが
ボクの宮廷が狭く感じられます。
宮廷の侍女も「あ、居たの?」みたいな目でボクを見ます。
まるで、家庭における可哀想なお父さんの扱いです。
とても肩身が狭いです。
その代わりに、呂布さんが宮廷のヒーローになりました。
張遼さんも宮廷の女の子たちにモテモテです。
彼らの行くところに人の輪ができます。
もう誰が主人なんだか判りません。
この前、戦争に行って帰ってきたときの事なんですよ。
ボク、孫堅さんと戦って捕虜になっちゃったんですけど
そこからブルース・ウィ○スばりのアクションシーンで逃げ出して
汝南の宮廷へ命からがら帰ってきたんです。
もちろん、みんなの
「無事だったんですね袁術さまぁぁぁ」
という歓喜の声を期待してしました。
なのになんですか
宮廷に入ったら、開口一番
チッ
舌打ちかよ
それから、みんな笑いながら
「ご無事dったんでふねー」
とか言いやがるんですけど
お前ら顔が引き攣ってるよ。
てか噛むなよ。
オマイラ
しんじゃえ。
■283年11月■
さて
そんなイジメを受けても負けない強い子
ボク 袁術くん
ぐ・・・ぐっ
ぐふうぅぅぅぅぅぅ
・
・
・
失礼しました。
では、晴れやかに
「隔週・袁術くん」
今週もすたーと。
とりあえず、やる事は決まっている。
そう、「なにもせずにボーっとする」
これである。
別にサボっているわけではない。
国の商業値と開墾値が上限に近づき
資金投下に見合った収入が期待できないのだ。
まぁ長期的に見れば回収できると思うのだが
ぶっちゃけそんなに長いスパンで計画を立てれるほど
現在、この地方は平和ではない。
群雄がお互いに攻めあっているこの地方では
来年には滅んでいるかもしれないのだ。
10年後の資金10.000なんかよりも、
現在の資金2.000の方が大切だと思う。
そんなわけで、本城の汝南に引き篭もって
負傷兵の回復をひたすらに待つ戦略を採る。
消極的かもしれないが、それしか取る手立てが無い。
とりあえず、体育座りでもしながら
周囲の状況の変化を待つことにする。
■283年12月■
捜索しても、汝南ではもう得る物が無さそうなので
今月からの暇つぶしは「捕虜武将の登用」に変更。
孫家の武将はみんな義理堅く、忠誠度が高いので
(うちの連中なんかとは大違いだ・・・)
そう簡単に寝返って仕官してくれるとは思えない。
が、実はこのゲームには隠しパラメーターとして好感度というものがあり
仕官の誘いなどで訪れるたびにそれがアップしていく仕組みになっている。
(確か宝物や官職なんかをあげても上がったはず)
そしてその好感度をどんどんと上げていけば
頑固な捕虜武将の心も、春の日の霜柱のように溶け去り
いつしか我が軍に喜んで仕官してくれるはず。
そういうわけで、留守番の高順を城に残し
後は全員でめぼしい捕虜武将にアタック開始。
断られまくっても構わない
何度でも扉を叩いて訪れて
仲良くなって仕官してもらうのだ。
■284年1月■
あけおめ。
ことよろ。
などと、正月でもないのに 画面の前で呟く ボク 袁術。
ちっともめでたくねーよ。
部屋で一人でゲームだよ。
今年もしょっぱい一年の幕開けだぜ。
hehehe
_|\○_ ヒャッ ε= \_○ノ ホーウ!!
(最近お気に入り)
今年もノリノリで Let`s go!
まずは今月も好感度アップ月間。
配下武将のほとんどを動員して
捕虜武将にご機嫌伺いだ。
好感度はやく上がんないかなー。
あ、そうそう。
さっき孫堅さんのところから使者が来て
「やい袁術。息子を返して欲しかったら甘寧返せ」
などと寝言を言いタレやがったので
「寝惚けてんのかクソ野郎」
と、中指立てて追い返してあげました。
うちのドラ息子と甘寧が
等価交換とかありえない。
■284年2月■
捕虜武将の好感度を上げて一喜一憂しているうちに
ふと、気がついてしまった事があります。
それは
俺はオヤジキャラの好感度上げて
いったい何を喜んでるんだ?
という事です。
どうせ好感度あげるんなら、ヒゲ面のおっさんより
ギャルゲーの美少女キャラのがまだ楽しいよなぁ。
などと、深刻に悩んでおります。
萌えキャラが甘寧とか勘弁してください。
「ケンシロウのような眉毛がとってもステキですね(はぁと」
とか
「湖賊で前科7犯の人殺しだった頃からずっと好きでした(赤面」
とか
想像するだけでマジキモイ
死んでしまいそうだ。
可愛い系とかいないものか。
(霊帝とかは却下)
それはそうと、年の初めから物騒なことに
周辺国に少し変化が起こる。
なにを思ったのか劉表さんが何進と董卓の戦争に参戦し
現在、董卓(宛)・劉表(新野)・何進(洛陽)と3つの都市間で
三つ巴の戦いに発展している模様。
是非そのまま泥沼化して欲しい。
念力でも送っておこう。
ビビビ
■284年3月■
何も起きない。
世は太平ですね。
董卓・劉表・何進の三つ巴の紛争も
はじまったと思ったらすぐに終わっちゃうし。
念力 効いてねーよ
=■●_
だが、それはそれとして。
何も起きていない御蔭で、誰に邪魔される事もなく
20.000人以上いた負傷兵も順調に汝南で回復完了。
せっかくなので追加徴兵も行い
袁術軍の総兵士数は
兵士数:71.151⇒87.608
となる。
7月の金収入と兵糧収入がちゃんと国庫に入ったら
またどこかとドンパチしてもいいのかも知れない。
次はどことやろうかしらん。
■284年4月■
4月です。
新入社員の季節です。
もうすぐはーるですねー♪
ふふふふふんふんふんふんー♪
(歌詞覚えてねーよ )
別にラリっているわけじゃないです。
ちょっとウォッカ呑み過ぎただけです。
正気に返ったほうがいいような気もしますが
面倒なのでこのまま行ってしまいましょう。
まずは、ほとんどストーカーのように張り付き
毎日会いに行って好感度を上げておいた御蔭で
5月の上旬に、甘寧が袁術軍に参入する事になった。
しかも5月の下旬には、呂蒙、周泰、陳武、蒋欽と
4人も雪崩を打って我が軍に参入してくれる。
甘寧、周泰、陳武、蒋欽の屈強な4人の前線武将と
立ってよし寝てよしの万能武将呂蒙の参入で
我が軍は大いに増強される事となった。
甘寧 |
統率:87 武力:94 知力:78 政治:13 |
周泰 |
統率:81 武力:93 知力:48 政治:33 |
呂蒙 |
統率:93 武力:80 知力:92 政治:74 |
陳武 |
統率:75 武力:82 知力:45 政治:37 |
蒋欽 |
統率:79 武力:85 知力:45 政治:36 |
こうして振り返って見てみると、
我が袁術軍は随分と強くなった気がする。
統率と武力では呂布、張遼、高順、甘寧、周泰がTop5を占め
知謀派の武将としては、呂蒙や陳宮がいる。
人材面で見れば、曹操や劉備といった一流勢力には流石に劣るものの
そろそろ馬騰や劉表などには充分に勝てる布陣になってきた。
まぁ、問題といえばただ1つ。
袁術軍生え抜きの武将がどこにも見当たらないという事だ。
元・袁術軍の看板武将であり、最強の前線武将だった紀霊さんは
呂布、甘寧、周泰、張遼、高順、蒋欽、陳武、呂蒙の後に続く9番手。
完全に、二軍の扱いである。
袁術軍のNo.2だった愈渉さんに至っては
二軍というより、ほとんどタマ拾い扱い。
(前線武将では14番手・・・)
彼が前線に出る事があるのか
はなはだ疑問である。
今後、彼の仕事は汝南の城壁修理と兵隊の訓練役しかない気がする。
何となくそんな事を考えながら
FC版 ウィザードリィVの
「やくたたず ここに ねむる」
という墓場のメッセージを思い出す。
よかったね、紀霊くん、愈渉くん。
これがウィザードリィじゃなくて
■284年5月■
とりあえず、早速新規参入武将の忠誠度を上げることに。
彼らは1〜2回褒美をあげただけで忠誠度が100になる。
孫堅配下の武将は相性がよくてホント助かる。
それを終えると今度は、新規参入してくれた呂蒙くんと、
うちの軍師である陳宮さんの処遇に迷う。
呂蒙の知力は92。
陳宮の知力は89。
普通に考えれば、軍師は呂蒙に切り替えるべきなのだが
(軍師の知力3差は、このゲームにおいて相当のアドバンテージ)
蒼天航路という漫画で陳宮さんがとても好きになった私は
『軍師 陳宮』で続行することにした。
なぁに、なんとかなるさ。
と、いうわけでして
まったりしながらも。
なんとか未来が見えてきた
そんな感じの袁術様です。
秋の税収を終えたら、またどこかの勢力に
ケンカでも吹っかけようかなと思っています。
うーん
どこにしようかな。
そんな感じで次回の「隔週・袁術くん」は
お馴染みのもっさりとした展開で
10週目にたぶんきっと続きますよ。
袁術さまの弛みきった日常などを期待してお待ち下さい。
好々
袁術: それにしても、ボクらホントに最近居場所が無いね。
紀霊: むしろ存在感もないですね。
愈渉: 立つ瀬もないですよね
袁術: 読者のみなさんに怒られそうだよね
紀霊: うんうん。もう完全に『袁術』軍じゃないですもんね
愈渉: でもしょうがないよね
袁術: しょうがないよねー
(# ^ω^) しょうがない訳あるか ハゲ
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