週刊 袁術くん−俺ってば皇帝様−














■ 第6週目 ■



みなさんこんにちは。


さて、ひさしぶりにみなさんから来たお手紙を
ここで紹介させて頂こうかと思います。





では一通目





「はよ書け このボケ」
(その他同意文 3通)













すいません今書いてます。
(蕎麦屋チックに)














では2通目。





「鬱になれると聞いて飛んできました」












すいません。

サイトの主旨を、どうやら勘違いされておられるようですね。
てか誰だよそんなこと言って広めてる奴は。










当初は 「明るく袁術くんで中国統一」
「蜜を舐めて俺ハッピー計画」
の予定が

どうしてこんな風になったのか


社会が悪いのか?
それとも俺か?


じっと手を見る。









まぁ鬱になっていてもしょうがないので
今日もPS2の電源スイッチon。

見慣れた袁術さまのご尊顔が
なぜか今日は憎い。















■282年9月■



そんな感じで、もっさりどころか
しょっぱなから鬱展開のDawn系コンテンツ
「隔週・袁術くん」にみなさんようこそ。







だいたいみなさん予測済みだとは思うのですが
前回の引きで言っていた「何かドカーンと花火でも」
というのはただの戯言ですのでスルーして下さい。












そんなこんなでゲーム再開。



どうせすることは無いんだが
だからと言って何もしないのもどうかと思うので
ヒマそうな人間(すなわち、袁術軍全員)でもって
恒例行事となった捜索を行う。




しかし何も網に掛からない。
全部で612ほどお金が増えただけだ。
それだけでもよしとする自分に気付き
「こんなはずじゃなかった・・・」と、天井を仰ぐ。

















いかん


ヤバイ展開だ






これはなんつーかアレだ
ほら、なんだっけこんなノリさ
テレビとかで見たことあるぞ


ドラマとかだと、このまま転落人生
最悪死んだりするパターンだ。


バックには物悲しい音楽が流れるやつだ。









はたと気がつき
我にかえる




鏡を見る

大丈夫、まだ死相は出ていない




空を見る

大丈夫、まだ死兆星は見えていない。












このノリだと本当に鬱系コンテンツになりそうなので
そろそろアッパー気味に戻す為に気合を入れる。
牛乳も飲むぜ。ぐびぐび。










ちなみに兄貴の袁紹は、公孫サンを本拠の南皮まで押し込んでいる模様。
どうやら華北の形勢はお兄ちゃん有利のままオチがつきそうな様子だ。



そんな弟の俺は、いまだに本拠の汝南1つだけ。
しかも武将の半分は逃げ散っている。



まぁアレだな。
これはいわゆる1つの逆境というやつで
「逆境ナイン」的に言うなら

逆境とは!
思うようにならない境遇や不運な境遇のこと。
すべてが思いどおりにいかない不運な境遇のこと。
自分の甘い予想とは裏腹にとてつもなく厳しい状況においつめられた時のこと。
男の成長に必要不可欠なもの。



らしい。

すなわち、これから袁術さまは男としてメキメキ成長し
袁紹なんて問題にならないほどの漢になるという事だ。


























自分で言ってて、むなしくならぁ・・・。

















いかんな






鬱展開は振り切ったはずだ。

なのにどうしてだ。
俺の背中にゃ冷たい風が吹いてるぜ


('A`)




















■282年10〜11月■



なにも変わり無し。


相変わらず税収を貯蓄しては兵糧の購入に充て
それ以外の人間は地味に開墾や商業振興。




なんかおもしれー事でも起こんないかな。
くそg








などと言っていたら
寿春から孫堅さんが攻めてきた。





いや、それちっとも面白くないし。
笑うとこ何処だよ。








戦争しても勝てるわけ無いので
さっさとお金を贈って帰っていただく。
このところ土下座外交が実に馴染んできた。

そんな気がする。








笑えねーよ



















■282年12月■





何進と董卓はいまだに司隷地区で睨み合い。

曹操と呂布はまだまだ元気にケンカ中。
驚いた事に若干だが呂布が押し気味だ。
すげぇ。
ゴジラが1人で暴れ回っている。


袁紹と公孫サンは、11月の下旬に大規模に会戦があり
それに勝利した袁紹がそのまま争いの主導権を握って
本拠の南皮を陥落させて終了。






もうちょっと踏ん張れよ公孫サン。
「白馬将軍」とかアホなこと言ってるから
そんなにサックリと負けるんですよ。
しっかりして下さいよホントもぅ。



袁紹⇒(南皮・ギョウ) 勢力:2ヶ国







ああ、もう年の瀬か。
今年も一年、特に進展の無い年だったなぁ。
















■283年1月■



あけましておめでとうございます。
する事無いから1年が早いぜ。

まるで走馬灯のようだ

hehe






どうせ今年も新年から変化の無い1年だろう。
そう半ば諦めていた時のことだった。








なんと、曹操と呂布のケンカに
いともあっさりケリがついた。
しかもそのオチは


陳留に向って呂布が大部隊で出撃し
無人になった城に、曹仁が突入。


勝利


という



なんだよそりゃ




的なオチのつき方でした。





まぁ、呂布らしいといえば呂布らしいわけなんですが
もうちょっとどうにかならなかったんですか。

考えて行動してくださいよ脳味噌ついてるんですかテントウ虫じゃないんですから









まぁ、やつがアホなのは今に始まった事ではないので
「あるあr」とスルーしつつ、彼の元配下をスカウトにかかる。



いちいち突っ込むのもめんどくせェ。






どうせ、あんまり網にかからないだろうなと思いつつ
やらないよかマシだろうと諦めながらも君臣総出で
在野に下った武将を拾いに行くと

なんと







呂布 統率:94 武力:108 知力:25 政治:16
張遼 統率:94 武力:90 知力:83 政治:72
陳宮 統率:72 武力:52 知力:89 政治:81
高順 統率:89 武力:86 知力:68 政治:48
魏続 統率:70 武力:75 知力:29 政治:35
宋憲 統率:68 武力:76 知力:41 政治:36
陳蘭(備考:山賊) 統率:67 武力:72 知力:56 政治:17




と言った、質量ともに申し分の無い人材増強ができた。



夢でも見てるんじゃないだろうか。



呂布、張遼、高順といった抜群の前線武将も有り難いが
軍師格の陳宮の参入はロクな智謀派の居なかった袁術軍にとって
日照り続きの時に、突如にわか雨が来てくれたように嬉しい。


ちなみに、何人か山賊や裏切り者が混じっている上に

出戻り野郎が一名混じっているのは私も判っているのだが
そこは袁術様の広大な人徳によって許してやる事にする。

ぶっちゃけ腸は煮えくり返っているが
こいつを今ここで雇わない選択肢は私には無い。

意趣返しは天下統一後にしよう。
首を撥ねるのは後回しだ。





















そういうわけで、ようやく陣容が整ってきた袁術軍。
今まで張子の虎として無駄飯ばかり食ってきた兵隊達も
ようやく晴れの舞台が踏めるようになりましたわよ。





これで少しは戦力として考える事ができるようになり
あの忌々しい曹操さんや孫堅さんに粘着したりして
今までの仕返しをすることも可能だ。


なんて素晴らしい。







さて、と。
来月からはどうしてやろうか。
ウヒヒ。





















そんな感じで次こそは前向きな方向性で
さ来週に(きっとたぶん)続きますよ。

袁術さまの根暗い粘着人生を期待してお待ち下さい。



好々