[寝取られ愛好症] ホーム 自分にとって大切な異性の人が、第三者と性的な関係を持っている場面を想像したり、あるいはそういう場面を実際に見たりすることで、性的に興奮する人たちのことを言います。 要するに自分の妻や恋人が他の男とセックスしているシーンを想像したり、あるいはセックスしている場面を実際に見たりすることで、性的に激しく興奮するのです。一般的な価値観からすれば、まったく理解不能な人たちです。普通の人であれば怒り狂ったりするような場面なのですが、この人たちは、もちろん中には怒りや嫉妬を感じたりする人もいますが、そういった複雑な感情よりも、わき上がってくる異様な性的興奮に圧倒されてしまうのです。そして、繰り返しこのような場面を想像したり、実際に実行したりして、性的な興奮に浸るのです。 このような寝取られ愛好症は、男性にも女性にも見られますが、ネット上を見ますと、圧倒的に男性が多いようです。そして、このような人たちには、「寝取られる」という被虐性を特に好む受け身の人もいれば、逆に自分から積極的に「寝取らせる」タイプの人もいます。 用語的には「寝取られ」「寝取らせ」のほかに「浮気公認」「間男(まおとこ)」「コキュ」とか、いろいろな言い方がありますが、これらすべてを総称するような適当な言葉が日本語にはありませんので、とりあえず「寝取られ」と言う言葉をつかうことにします。 英語では cuckold(クックオールド)という言葉がありますが、この言葉には「妻を寝取られた男」の意味のほかに、「他人の妻を寝取る」という意味も含まれているようです。hot wife という言い方もあります。性欲の激しい妻という意味ですが、実際のつかわれ方としては、夫公以外のほかの男ともセックスを楽しむ妻、という意味でつかわれているようです。 3P とか three some という三人でする性行為もありますが、これは三人の組み合わせとして男男女であったり、女女男であったりしますので、当てはまる場合もあれば、当てはまらない場合もあります。open marriage という言葉もあります。性的にオープンな夫婦関係のことを言います。妻の浮気が公認されているのはもちろんですが、夫の浮気も公認です。お互いに夫婦関係にこだわることなく、第三者との性関係を持ち続けるという意味ですので、これも当てはまる部分もあるのですが、ちょっと意味が違うような気がします。 フランス語では「寝取られた男」という意味で cocue(コキュ) という言葉があります。日本語でもそのまま「コキュ」という形でつかわれたりします。フランスではコキュ文化が盛んなようで、私もかつて「堂々たるコキュ」という翻訳劇を見たことがあります。自分の妻を、村の若い男たちに与えるというような内容でして、かなり以前ことですので、内容はあまりよく覚えてはいないのですが、牧歌的というかメルヘン風のホンワカとした雰囲気の中で、淫らなテーマが綺麗に描かれていたように思います。男たちに共有される妻の役は、たしか真屋順子さんがやっていました。この作品はオペラにもなっているようです。 2009/12/27 次のページ 寝取られのパターン [寝取られ愛好症] ホーム |