【 マルチプル・オーガズムの部屋 】
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オナホールの使い方

 ここでは、オナホールを使うときの体位や、快感の味わい方、手入れの方法、長時間楽しんだあとで、後遺症として出現するペニスの疼きの問題などについて書きます。

オナニーの体位
 オナホールの使い方としては、ペニスを挿入したあと、手でオナホールをつかんで上下させるというやり方が多いようですが、私はこのやり方を好みません。なぜならば、こういう使い方ですと、手でペニスをしごくやり方の延長でしかないからです。これでは、いかにも「自分でしている」という感じになってしまいます。

 私がオナホールを使うときは、まず布団の上で横向きに寝ます。そしてシーツの上に置いたオナホールにペニスを挿入するという体位を取ります。それから枕を抱いて、その枕の下の端でオナホールを上から軽く押さえて、オナホールが動かないようにします。そしてこの体位で腰を前後させて、ペニスを出し入れします。このやり方ですと、オナホールが固定されているため、自分でしているというよりも、自分以外の他者にペニスを挿入しているような感じになります。この方が、実際の性交に近い形でオナニーをすることになります。それに、このやり方ですと、両手が空きますので、オーガズムの時に枕を抱きしめたり、布団の端をつかんだりして、自由にもだえることができます。さらにこのやり方ですと、微妙な腰使いによってペニスに与える刺激をコントロールしますので、現実の女性と性交する機会があったとしても、腰の使い方が役に立つのではないかと思います。

 ですから、このやり方でやるときには、頭を乗せる枕のほかに、もうひとつ抱き心地の良い枕を用意する必要があります。しかし最初は、普段使っている枕でやってみて、このやり方がいいようでしたら、その時点でもうひとつ買うのもいいでしょう。

 それからもうひとつ、冬の寒いときの使い方ですが、電子レンジで適度な温度に暖めてから挿入すると、女性の膣に挿入したときのようなぬくもりがあって、非常にいいです。しかし、くれぐれも暖めすぎてオナホールを傷めないように充分注意してください。

ローション
 オナニーの体位を決めたら、まず最初にペニスを挿入するわけですが、ここでどうしても必要になるのが潤滑剤のローションです。初めてオナホールを使う人や包茎の人で、普段から亀頭を直接刺激したことがない人は、ローションを多めに入れて、ヌルヌルの状態から試してみた方がいいのではないかと思います。ペニスは、亀頭が露出していた方が快感を十分に味わうことができますので、仮性包茎の人は、アダルトショップなどで売っている矯正リングなどで、亀頭を露出させて挿入した方がいいでしょう。

 私はペニスを生で挿入していますが、仮性包茎の人で、生の挿入では刺激が強すぎるという人は、皮をむいた状態でコンドームを被せて、その状態で挿入してみてください。刺激に弱いペニスを、いきなり強くこすり過ぎると炎症を起こしてしまいますので、この点に十分注意してください。そして、いろいろと試行錯誤しながら、自分にとって一番具合のいいローションの量を探ってみてください。

 口径の大きなオナホールに挿入するときは、事前にペニスを勃起させておく必要はありませんが、亀頭などにローションを塗っておいた方が、挿入が簡単です。

連続オーガズム
 ペニスを挿入した後は、オナホールが与えてくれる快感を、存分に楽しむわけですが、楽しみ方には二つのやり方があります。ひとつは「連続オーガズム」です。もうひとつはオーガズムに達しない状態で、絡みつく感触をじっくりと味わう「感触堪能型」です。

 まず、連続オーガズムについてですが、これこそが、まさにマルチプル・オーガズムの醍醐味なのであります。いちどオーガズムに達すると、ペニスが感じやすくなりますので、またすぐに次のオーガズムに達することができます。オーガズムとオーガズムの間隔は、乱れた呼吸を整えたり、疲れた筋肉を少し休めたりする程度にして、数秒から、一、二分程度の間隔を置いてオーガズムを連続させます。一回あたりのオーガズムの滞空時間も、自由にコントロールすることができますから、まさにオーガズムを浴びるように体験することになります。こうやって、延々と快感にのた打ち回りますので、実に野性的でダイナミックな遊び方なのです。

 こんなふうに連続オーガズムで遊んでいると、当然のことながら汗をかきますし、途中でノドが渇いてきます。ですから、枕元には汗を拭くためのタオルを用意しておいたほうがいいでしょう。ノドが乾いてきたら、挿入したままで水を呑みに行くのもいいですが、オナニーを中断したくない人は、枕元に飲み物を用意しておいたほうがいいでしょう。

 連続オーガズムに慣れないうちは、終わった後で筋肉痛になります。しかし、何回も連続オーガズムで遊んでいれば、もだえるときに使う筋肉が鍛えられてきますので、やがて、絶頂の連続にも耐えられるような体が出来てくるのです。だからといって、やりすぎはよくありませんので、体力が消耗し過ぎないように注意しましょう。

感触堪能型
 このやり方は、オーガズムを得ることが目的なのではなくて、オナホールの絡みつくような感触を、じっくりと味わうのが目的なのです。快感のレベルとしては、ペニスの快感によって、少し興奮した状態にあります。性的に高揚していますので、心臓も少し速く鼓動しています。呼吸も乱れるほどではありませんが、少し興奮したときの呼吸になっています。そして、快感のレベルを、これ以上あげないように調整します。快感が大きくなりすぎてきたら腰の動きを止めて、クールダウンします。そして快感がおさまってきたら、快感のレベルが下がり過ぎないように、再び腰をゆっくりと動かします。

 ペニスの動きは、感触をたっぷりと堪能するために、ゆったりとした動きにします。そして全身の神経をペニスに集中させます。自分の体が、ペニスそのものになったかのように、ペニスが感じる刺激にすべての意識を集中させるのです。亀頭の尿道口やカリの部分、さらにカリの下の感じやすい部分、そしてペニスの根元の部分などに、オナホールの内壁が絡み付いてゆく感触を、時間をかけて、たっぷりと味わいます。

 そうすると、やがて体がほのかに温かくなってきて、まるで官能的な快感の湯船にゆったりと浸かっているような、とても幸せな気分になってきます。枕を抱いていると、まるで好きな女性を抱いて、彼女の絡みつくような膣の感触を、たっぷりと堪能しているような気分になるのです。そして彼女と二人で、性交の歓びを、時間をかけてゆっくりと楽しんでいるような感じになって来るのです。こうして幸せな気分に浸っていますと、思わず口元も緩んできて、ニンマリとした表情になってきます。

 もしも、途中でオーガズムに行きたくなったら、軽く一回か二回くらいオーガズムを味わいます。そして再びクールダウンして、感触を堪能する態勢に戻ります。マルチのできる人は、いきたくなっても、こんなふうに余裕を持って対応することができますが、まだマルチのできない人は、いきたくなったらそのまま射精して終わってください。この遊び方は、マルチを習得するために必要な、快感をコントロールする訓練にもなりますので、楽しみながら遊んでください。

手入れ
 こうやって遊んだ後は、粘液でオナホールが汚れていますので、洗浄する必要があります。ネットショップでは、オナホール用の洗浄液も売っていますので、そういったものを使うか、あるいは中性洗剤でもいいですし、充分に水洗いするだけでもいいです。ただ、変わった洗剤を使うときは、オナホールの樹脂が変質しないか、ちょっとだけ塗って、試してから使ったほうがいいと思います。

 洗ったあとは乾燥ですが、裏返しに出来るオナホールは、簡単に乾かすことが出来ます。しかし、構造や材質の関係で裏返すことの出来ないものは、割り箸にタオルの切れ端などを巻きつけて、中の水分を拭き取る方法もあります。ただ、頻繁にオナホールを使うのであれば、使用前と使用後に水で洗うだけでもいいのではないかと思います。

 オナホールで遊んでいると、挿入したまま疲れて眠ってしまうこともよくあります。ですからオナホールが清潔な状態でないと、雑菌が尿道から侵入して、尿道炎や前立腺炎、もっとひどい場合は膀胱炎になる可能性もあります。ですので、あまり神経質になる必要はありませんが、清潔な状態を保つ必要があるのです。

後遺症の問題
 オナホールを使って長時間遊んでいると、あとで筋肉痛や、ペニスが疼くという問題が発生します。筋肉痛については、シップを貼るとかして各自で適当に対応してください。問題はペニスの疼きなのです。

 ペニスが長時間刺激を受けていますと、終わったあとでもペニスが感じやすくなります。そして、日常的な動作をしているときでも、ペニスがかすかに刺激されて、意識がペニスの感覚の方にいってしいまいます。意識がペニスの方に行くと、さらに感じやすくなってしまい、やがて意識が常にペニスに行くようになって、一日中疼いているような状態が発生します。

 歩ているときでも、ちょっと意識をそっちに持っていくと、パンツの中でペニスがこすられるのを感じるようになります。さらには、何もしないでいても、ペニスがムズムズするような感覚を覚えるようになります。こうなると、軽く発情したような状態が、一日中続くことになります。仕事中でも、官能的な気分になって、ペニスが疼いて切ない気持ちになったりします。

 とは言っても、この疼きはコントロールできないわけではありません。慣れてくれば、官能的な疼きを楽しむことも出来るようになります。仕事をしているときでも、疼きのかすかな快感を感じながら、少し高揚した気分に浸っていることも出来るのです。ただ慣れないうちは、ペニスが疼いて、衝動的に何かをしたくなったりすることもあります。そして、ついついオナニーをやりすぎて、精根尽き果てて、目の下に大きな隈が出来て、ゲッソリとした状態になることもあります。会社で仕事をしているときには、近くに女性がいたりすると、ムラムラしやすくなったりしますが、くれぐれも問題を起こすような行動をしないように、じっと我慢してください。あとは、慣れです。


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