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潤滑剤について

 潤滑剤は、オナホールを使うときの必需品でありますが、手でオナニーをしている人にとっても、潤滑剤を使うとペニスの感じ方がまったく違ってきますので、これを愛用している人も結構いるのではないかと思います。そこで、まだ使ったことのない人のために、潤滑剤についてちょっとばかり説明してみたいと思います。

 オナニーをしていると、性的な興奮が、あるレベルに達したときに、尿道口から透明な粘液が分泌されます。これは俗に「先走り液」とか「がまん汁」とか呼ばれていますが、医学的にはカウパー腺液とかクーパー腺液とか呼ばれているものです。これが、ペニスの先から分泌されてきたときに、指でそれを延ばして、亀頭全体をヌルヌルにして愛撫すると、非常に気持ちのいい快感を感じると思います。

 こんな風に、ペニスをヌルヌルにすると気持ちがいいのなら、この分泌液に近い粘りけを持った物質があれば、カウパー腺液の分泌を待つことなく、もっと自由にオナニーの快感を楽しむことができます。

 そこで、私たちの身の回りにあるもので、このヌルヌル感を実現しようとすると、使えそうなものとしては、たとえば生卵の白身とか、マヨネーズ、マーガリン、ハンドクリーム、化粧用のコールドクリーム、などがあります。しかし、ヌルヌルするといっても、シャンプー、リンス、ボディソープなどの化学洗剤は、原液を長時間皮膚に触れさせておくと、肌荒れや、発がん性などの問題もありますので、あまりお勧めできません。

 やはり、使用感、安全性、コスト、使用後の洗浄の問題などを考えますと、オナニー専用のローションにかなうものはないでしょう。

 では、オナニー用のローションはどこで手に入れたらいいのかと言いますと、一番入手しやすいのは、やはりネット上にあるオンライン・ショップではないでしょうか。たくさんの種類の中から自由に選べますし、値段も安くなっています。詳しくは、オナホールの買い方のところを読んでみてください。あるいは、あとで書きますが、女性の膣用の潤滑剤が薬局で売っていますので、ちょっと割高になりますが、これを買うのもひとつの方法です。

ぺぺ
 潤滑剤の中で、もっとも有名なのは「ペペ」の商品名で知られているローションです。これは無色透明の粘液で、匂いもなくて、飲み込んでも大丈夫な材料で作られています。この商品は広く知れ渡っていて、いわば潤滑剤の標準的な存在でして、価格も安く、360ml入りで六百円から千円くらいで売っています。業務用として、二十リットルのポリタンクに入ったものまで売っています。

高濃度タイプ
 ペペを基準にして、もっと粘りけのある高濃度のローションです。特に手でオナニーをする場合などに、使っている途中で乾燥してきたら、霧吹きで水分を補給しながら、オナニーを続けることができます。

温感タイプ
 皮膚が温かく感じるローションです。ちょうどお湯のような温かさです。ためしに「温感ぺぺ」をオナホールで使ってみたのですが、オナホールで使うには粘りけが不足していました。

膣用の潤滑剤
 女性で、愛液の分泌が少なくて、ペニスの挿入に支障を来すような場合に使う潤滑剤です。膣の愛液を基準にして作られていますが、もちろん男性がオナニー用に使っても、まったく問題ありません。薬局のコンドーム売場のとなりに、有名な「リューブゼリー」をはじめとして何種類か置いてありますので、ほかの買い物のついでに一緒に買うのもいいでしょう。値段的には、50g入りのが千円くらいで売っています。

その他
 色つきや、香料の入ったものなど、さまざまな商品が売られています。なかには、口の中にスプレーする、フェラチオ用のローションまであります。

 こういったローションは、容器のデザインが良くないのが多いのですが、なかには第三者が見ても、オナニー用のローションだとは気付かないような、しゃれた容器に入っているのもあります。家族や来客に見つかることが心配なひとは、こういうしゃれた容器に入っているものを買うか、あるいは買ってから目立たないような容器に移し替えるかした方がいいでしょう。

 ローションの使い方としては、もちろんオナニーの時に手やペニスに塗って使うわ分けですが、ほかにも、お風呂に入ったときに、体中に塗って、全身をヌルヌルの粘液まみれにして遊ぶこともできます。いずれにしても、ローションは水で洗えば簡単に落とせますので、どんなにヌルヌルにしても大丈夫です。


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