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ピークを持続させる

 みなさん、がんばってPC筋のトレーニングを続けましょう。無射精オーガズムはもうすぐです。

 今までのエクササイズは、興奮をピークさせてきましたが、これですと、目的のレベルにとどまっている時間は非常に短いものでしかありません。今回は、目的のレベルに達したら、PC筋を締めたりして、できるだけ長く目的のレベルにとどまっている練習をします。

 ここでちょっと先の話になりますが、実はオーガズムの滞空時間を延ばすやり方が、このやり方の応用なのです。オーガズムに達したときに、PC筋をずっと強く締めたままにしておいて、同時にペニスに刺激を与え続けていますと、イッたままの状態を持続することができるのです。イッたままになるわけですから、その間ずっとオーガズムの中を漂っているわけでして、延々と強烈な快感にもだえ続けることになります。この長時間にわたる絶頂の快感は、非常にダイナミックな快感ですので、みなさんもぜひ、がんばって体験出るようになってください。

 さて、話を元に戻しましょう。
 ピークにとどまっている時間を延ばすやり方には、以下の方法があります。

・ 呼吸のしかたを変える。
・ PC筋を締める。
・ 刺激のしかたを変える。
・ 刺激する対象を変える。

 それでは、ひつずつ説明していきましょう。まず最初の呼吸のしかたを変えるやり方ですが、目的の興奮レベルに達したとき、呼吸の速さを変化させるのです。呼吸を遅くしたり、あるいは速く呼吸したりすることで、興奮のレベルを調節します。実は、私はこの方法をほとんど使っていないのですが、人によってはこの方法が合う人もいるかも知れませんので、いちおう試してみてください。

 二番目のPC筋を締め付ける方法は、前回やったように、興奮の上昇にブレーキをかけて、レベルを調節するやり方です。

 三番目の、刺激のしかたを変える方法というのは、ペニスを愛撫する速さをコントロールすることで、興奮が目的のレベルにとどまるように調節します。

 最後の、刺激する対象を変える方法というのは、たとえばずっと亀頭を愛撫していたのを、途中からペニスの胴体や、付け根、陰嚢というふうに、刺激する場所を変えることで興奮のレベルを調節するときに使います。

 では実際に体験してみましょう。上記のそれぞれの方法で、少なくとも十五秒以上は目的のレベルにとどまるようにしてください。

 例によって、布団の上に横になるか、リラックスした状態で腰掛けるかしてください。そして、これから愛撫する性器を露出させてください。そして潤滑剤を持っている人は、手やペニスに塗ってください。持っていない人は、そのまま素手で触ってください。

 まず呼吸を変化させるやり方で、興奮のレベルを5に保ってみましょう。

  レベル5、6
    明らかな興奮状態です。もう平常心に戻りたくないような快感があります

 それでは、あなたのペニスをゆっくりと愛撫していって、性的な興奮を味わいながら、少しずつレベルを高めていってください。そして興奮がレベル5に達しても愛撫を続けて、レベルをさらにほんの少しだけ上げます。そして、レベル6に達する前に、呼吸を意識的にぐっと遅くします。ゆっくりと深い呼吸にして、愛撫はそのまま続けてください。興奮のレベルが少しずつ低下してきます。そして、レベル5よりも下がったところで、今度は肩で息をするような感じで呼吸を速めます。すると、興奮のレベルが上がります。呼吸以外は変化させません。呼吸の速さだけを変化させて、興奮のレベルを5から、±0.5くらいの範囲にとどめます。ただし、速い呼吸を長く続けると、過呼吸状態になって手足が痺れてきたりしますので、速い呼吸はだいたい15秒以内にとどめるようにてください。どうでしたか。呼吸の速さでなんとか興奮をコントロールできましたか。それとも、あまり要領を得ませんでしたか。

 次に、PC筋を使う方法を試してみましょう。今度は、興奮のレベルをひとつ上げて6に保ってみす。PC筋を締めること以外は変化させません。愛撫はそのままずっと続けるのです。ではペニスを愛撫して、ゆっくりと興奮のレベルを上げていってください。そして、レベル6を少し過ぎたところで、PC筋を締めてください。すると興奮のレベルが少し下がると思います。そして、そのまま愛撫を続けていますと、また興奮のレベルが少し上がってきて、レベル6を超えます。そこで、再びPC筋を締めます。こんなふうに、愛撫を続けたままで、レベル6を超えるたびにPC筋を締めます。そして、興奮のレベルが6±0.5以内にとどまるようにします。このやり方はどうでしたか。レベル6に、どれくらいの時間とどまっていることができましたか。十秒ですか、十五秒ですか、それとももっと長い時間とどまっていることができましたか。

 次に、刺激のしかたを変える方法を試してみましょう。今度はレベル7にとどまってみます。

  レベル7、8
   心臓が高鳴り、息もはずんできます。

 ペニスへの愛撫を続けて、ゆっくりと興奮のレベルを上げていきます。レベルが7を超えたところで、愛撫する速度をぐっと遅くします。そして興奮が下がりはじめて、7を下回ったところで再び愛撫する速さを元に戻します。こうやって愛撫する速さを変えながら興奮のレベルが7±0.5以内にとどまるようにします。このやり方は比較的簡単かも知れませんね。やってみてどうでしたか。

 最後に、刺激する対象を変える方法を試してみましょう。ペニスを愛撫していって、興奮のレベルを今度は8まで上げてみましょう。8を超えたところで、いままで愛撫していたところとは違うところを愛撫してみます。ずっと亀頭を愛撫していたのであれば、今度はペニスの胴体の部分とか、陰嚢とかを愛撫してみます。そして興奮が下がってきて、8よりも下がったところで、再び亀頭を愛撫して興奮のレベルを上げます。こうやって、レベルが8±0.5以内にとどまるようにします。このやり方も、比較的簡単化も知れませんね。

 さて、こうやって四つの方法を試してみましたが、次はひとつの方法だけを単独で使うのではなくて、複数の方法を同時に使うことも練習してみましょう。まず自分の気に入った方法をマスターして、それからほかの方法も一緒に併用してみましょう。複数の方法を同時に使えば、興奮のコントロールが、さらにやりやすくなるはずです。では複数の方法を使って、適当なレベルで±0.5以内にとどまるように練習してみてください。たとえば、PC筋を締めながら、刺激の仕方を遅くするとかして、興奮のレベルを一定に保つように調整してみてください。

 複数の方法を同時に使うやり方はどうでしたか。半信半疑ながらでも、なんとなく出来たような感じですか。

 さて、ここまでは手を使ってペニスを愛撫してきましたが、オナホールを持っている人は、オナホールを使って練習をしてみましょう。愛用のオナホールにペニスを挿入して、その状態で興奮のレベルを一定に保つのです。まず挿入するときの体位として、「オナホールの使い方」のところで書いたような、横たわってオナホールを固定する体位を取るか、あるいは手でオナホールを持って上下させるのが好きな人は、そのやり方でもいいですから、ペニスを刺激しながら、ゆっくりと興奮のレベルを上げていきます。そしてレベル6に達したら、呼吸の仕方を変える方法、PC筋を締める方法、刺激の仕方を変える方法などを使って、レベル6にとどまるようにしてみてください。

  レベル5、6
    明らかな興奮状態です。もう平常心に戻りたくないような快感があります

 そしてさらに余裕があったら、レベル6だけではなくて、ためしに7、8、9にもとどまってみてください。興奮のレベルが高くなるほど、微妙なコントロールが必要になるかと思います。そして最後は、オナホールの中に熱い精液を放出して、オーガズムの快感をじっくりと味わってください。ご苦労様でした。やってみた感じはどうでしたか。なんとなく分かったような感じですか。それとも、半信半疑のような感じですか。いずれにしても、こうやって、ひとつずつ体験を積み重ねていきましょう。


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