【 マルチプル・オーガズムの部屋 】
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私のマルチプル・オーガズム体験

 何年か前に出版された「セックス革命」という本で、マルチプル・オーガズムのテクニックが紹介されましたが、私はこの本を読んで実践してみたところ、マルチプル・オーガズムを体験することができました。一度コツを覚えてしまうと、面白いように何回でもイクことができますので、その後は、この果てしないオナニーの快楽にハマッテしまいました。

 このテクニックを使うと、オーガズムの状態を長時間漂い続けることができますので、本当に気持ちが良くて、気持ちが良くて、何でこんなに気持ちがいいのだろうとか思いながら、いきまくっていました。「快楽に溺れる」というのは、こういう状態のことなんでしょうね。なんでこんなに気持ちがいいのだろう、なんで、なんでと思いながら、快感にもだえて、延々と布団の上でのたうちまわっていたのです。

 マルチプル・オーガズムの快感というのは強烈でして、絶頂の時には、あまりの快感に思わず大声が出そうになります。快感の赴くままに絶叫できればいいのですが、隣近所のことを考えると、そうもいきません。絶叫したくなる衝動を抑えて、まるで鶏が首を絞められているような「んぐ、ぐ、あ゛〜〜」というような呻き声を出しています。絶頂の快感の中を漂っているときには、全身が激しく硬直して、枕を力いっぱいに抱きしめたり、両足を突っ張ったり、腹筋が強く硬直したり、頭が後ろにのけぞったりします。この状態で、さらにペニスに微妙な刺激を与え続ければ、いつまでも体力の続く限り絶頂の状態にとどまっていることができます。しかし、やがて力が尽きて、オーガズムから抜け出すと、呼吸がひどく乱れていますので、しばらく呼吸を整えます。そして、再びペニスに刺激を与え始めますと、またすぐに次のオーガズムが来ますので、再び全身を硬直させて、叫ぶように大きな口を開けながら「んぐぐあ゛〜〜」と、首を絞められたようなうめき声を上げます。この繰り返しが、延々と何回も続きます。時には、腹筋全体が痙攣したようにビクン、ビクンと大きく動くこともあります。

 オーガズムに強弱をつけることもできますので、このやり方でオーガズムの滞空時間を伸ばすこともできますが、これだと、果たしてどこからどこまでが一回のオーガズムになるのかよく分からなくなります。

 そして、最後には断末魔の叫びのように、全身を硬直させて終わります。最終的に射精したのかどうか自分でも分からないこともありますが、最後の射精感があるときは、かなり強烈です。しかし、途中でオーガズムの連続に疲れ果てて、射精しないまま終わることもあります。

 終わったあとは、オーガズムの快感を十分に満喫したという満足感と、充実感があります。しかし、あまり長い時間もだえ続けていますと、ひどく疲れてしまいます。ですから、気持ちがいいからといって、やり過ぎないように注意する必要があります。ほどほどの、心地よい疲労感が残る程度にしておいた方がいいです。


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