合 歓 の 木   Albizia julibssin

マメ科  6月中ごろから咲き始め、7月後半、一度花がなくなりますが、また8月になってから咲き始めます。
「眠りの木」「眠の木」といわれます。
これは、葉が、夜になると閉じることから、眠る木、となったわけです。
ちなみに、「オジギソウ」は葉っぱに触ると、葉が閉じますが、合歓の木は、触っても閉じません。

花はまるで、刷毛のような、細いすじ状の集まりで、フワフワ〜〜っとした感じです。遠くから見ると、薄藤色ピンクのような感じの花ですね・・・・・

合歓の木を初めて意識したのは、日本ではなかったんです。
なんと、ニュージーランド・・・・・でした。道路の脇の、いわゆる街路樹のように、あちこちにある木、その木には、真っ赤な羽のような花がフッワフワにたくさんついて、風に気持ちよさそうに揺れていました。それで、尋ねてみると、「合歓の木」だったんですね。
なので、私の頭の中の、合歓の木は、真っ赤な花の木になったんです。
日本に戻って合歓の木を探しました。でも、まさか、大木を探しても自分では育てられないし、困ったなあ・・・・・と園芸屋さんにききましたところ、「時期になれば、鉢植えもありますよ!」との、うれしい答え。希望に胸膨らませました。
そして、手に入れたのが、下の花・・・・・

でも、これは昨年の花です。というのは・・・・・
今年の夏、私の合歓の木は、無残にも枯れてしまいました・・・・・
毎日ちゃんと水遣りもしていたし、病気になっている様子もなかったのですが、どんどん枯れていくのがわかっても、どうすることも出来ず、ついに・・・・・
とても木に申し訳なく、私も残念でなりません・・・・
とってもかわいい花なんです。よく見ると、赤い刷毛のさきっぽにはちゃんと、黄色い花粉みたいのが・・・・・
花は後から後から咲くし、とってもお気に入りだったのに・・・・・

ところで、この、赤い花をつけた合歓の木を初めてみた、私の父は、「こんな合歓の木、見たことないぞ!?」と不思議そうな顔・・・・・本来どうも、上に載せた薄藤色ピンク(?)の花が、日本では「合歓の木」のようです。「本当に合歓の木なのか???」とびっくりしていました。
しかし、調べてみると(ちょっとだけですが)、赤い花をつける合歓の木もあるそうです。
ニュージーランドの花はもう少し大ぶりだったような気がします。

枯れていなければ、今頃、次々とかわいい赤い花をみられたのになぁ・・・と本当に残念でなりません・・・・・