HAL研究所 GSX8800
当時普及していた音源ICであるAY-3-8910を2つ搭載し,最大6重和音の再生が可能なハードウェアで,2枚増設すれば最大12和音のサウンドを出力することも可能です。
ハードウェア的にはNEC純正のミュージックインタフェースボードPC-8801-10のPSG部分と互換性があります。
PC-8001/8801/8001mkIIで使用できますが,PC-8001に接続するときは別売りの接続キットGSX8810が必要となります。
マニュアルには「パターンカット+コネクタ&アンプ増設による3チャネルステレオ出力」/「2枚差しで6重和音のステレオ出力」という使い方も載っていましたが,こんなマニアックな使い方をしていた人は存在したのかどうか激しく疑問。
このハードに正式対応したソフトはHAL研から発売されていたソフトを除くとほとんど存在しないのですが,一部のソフトハウスからはマニュアルには書いていないけれど隠しで対応しているソフトが発売されていました(GSXでなく8801-10に対応したのかもしれませんが)。
現在,以下のソフトが対応しているのを確認したと報告を頂いています。
ソフトハウス | ソフト名 | 対応機種 |
ハドソンソフト | マリオブラザース スペシャル | PC-8001mkII |
ハドソンソフト | パンチボール マリオブラザース | PC-8801/8001mkII |
ハドソンソフト | 野球狂 | PC-8801/8001mkII |
ハドソンソフト | 任天堂のテニス | PC-8801/8001mkII |
ハドソンソフト | 任天堂のゴルフ | PC-8801 |
デービーソフト | キング フラッピ− | PC-8801 |