特急ワイドビューひだ殺人事件
目次 主な登場人物
第1章 1031D
第2章 若い乗客
第3章 連結
第4章 戦いの始まり
第5章 のぞみ19号
第6章 終局への加速

解説 大野由美子
   (文芸評論家)

ISBN4-334-73310-7

2002年5月20日初版第1刷
光文社文庫 に1-77
514円(税引)
294ページ
木下広、森口博
中野広志
W建設・石川計画部長、河野
五十嵐昭
JR東日本・杉本保安部長、小早川社長
服部知男・山崎信太
大野健夫・健夫の妻、大野明子
コンピューター技師・小沢
R・K社長、浅野大次郎
柴邦夫
沢木の彼女・戸川亜紀
フィギュア―作り名人・野々村晃

北条早苗刑事・清水刑事
三上刑事部長・本多捜査一課長
岐阜県警菊池刑事部長・三崎警部
愛知県警平野警部
「ヒロシ、1031Dのことで話がついた」。その奇妙な新聞広告が掲載された直後、ヒロシという名の青年が相次いで殺された。
1031DがL特急「ひだ11号」のことだと推理した十津川警部は、警戒乗車するが、 そのさなか、爆弾を所持した男が車内で毒殺される…。
JRへの列車爆破予告、犯人と十津川の息詰まる攻防。トラベル・ミステリーの傑作。(裏表紙文参照)

1995年<徳間文庫>(徳間書店)刊
第1章の「1031D」というと、鉄道好きな私にとっては、関係がなくても、列車番号と見てしまいますよ(笑)。これは、やはり亀井刑事の 息子の健一によって、謎解かれていくわけです。なんでもないと思われる三行広告でしたが、犯罪の臭いを察知するのが凄すぎる十津川警部に、 気がつかれてしまいます。
さすがに、日本縦断長篇ベスト選集にて、岐阜県の事件として選ばれた作品と思いました。なかなかおもしろい。

評価
☆☆☆☆☆ 星5つ(星5つで満点)    三行広告をよく見てください。