目次 | 主な登場人物 | ||
第1章 蒼い砂丘・鳥取 第2章 村田麻美という女 第3章 再会 第4章 同伴者 第5章 出雲に迷う 第6章 日御碕 第7章 告発 解説 |
2008/2/20初版 光文社文庫 533円(税引) |
カメラマン・三谷 卓 村田麻美と名乗る女 K製薬販売部長吉田 厚生省事務次官永井恵介 清水刑事・三上刑事部長 鳥取県警井上刑事・島根県警岩見警部 | |
鳥取砂丘に出現した神秘の湖で、アマチュアカメラマン・三谷は、女性の絞殺死体を発見した。 その女性の名を名乗り、三谷に接近してきた謎の女。そして、心中を偽装して殺された代議士の秘書。 錯綜する事件の真相を追って、十津川警部は、ブルートレイン「出雲」で山陰に向かった。 東京で鳥取で次々に起こった事件は、別々なものなのだろうか?事件の真相は・・・(表紙うらのページ参考) | |||
薬剤訴訟をめぐって、国の責任問題が表面化した昨今のニュースでしたが、
この本は、ある製薬会社の薬害隠蔽に関するものでした。
文中にも書いてありましたが、この中では、現在廃止されたブルートレイン「出雲」や、特急はまかぜがまだ橙色と赤色のツートンの車体だったとか、
急行「但馬」などの列車が登場する頃のものでした。
最後の解説というところに書いてありましたが、この「殺人ルート」シリーズを集めると、北海道から九州まで縦断できるほど数があるとの事。
いつも私は本文の最後を強調しますが、この本はちょっとした十津川警部と亀さんの会話で終わっていて、いい感じです。
テレビの方でも、こんなシーンあったような・・・。 評価 ☆☆☆☆☆ 星5つ(星5つで満点) |