外房線60秒の罠
目次 主な登場人物
プロローグ
第1章 南房総の海
第2章 容疑者
第3章 証言者
第4章 二つの可能性
第5章 ヘッドハンティング
第6章 二つの交差点
第7章 逆の罠
ISBN4-408-50464-5
2006/1/25初版
実業之日本社
819円(税引)
194ページ
S自動車社員・井口勲
井口の同僚・中本祐次
橋爪亜季と名乗る女
井の頭公園で殺されていた女・橋爪亜季
永野由香里
HNエンタープライズ社長・沢田文子
若杉慶、木村寛
シーワールドレジ係り・佐藤晴美

三田村刑事・北条早苗刑事
田中刑事・片山刑事
本多捜査一課長・三上刑事部長
千葉県警森本警部・本橋刑事
千葉鴨川警察署藤村刑事
亡き恋人との思い出の南房総を傷心旅行中、男は安房鴨川駅前の喫茶店で若い女と知り合う。
彼女は男を携帯のカメラで撮り、名刺をもらう。
その女が東京の井の頭公園で殺された。男は容疑者として、警視庁捜査一課にマークされるが、
自分が鴨川シーワールドに一緒に行った女は、被害者とは別人だと主張。
十津川警部は真相を求め、捜査に乗り出す。(表紙うらのページ参考)

「J-novel」'05年5月号〜'05年11月号に連載されたもの
珍しくプロローグというものがありました。ここでは、60秒という時間について 書かれてありました。たった60秒ですが、逆に言うと60秒あればという逆説が書かれてあります。
何気なくいつも通勤で乗り換える際に、60秒、つまり1分遅く発車をする事になると、 なんだか随分遅れたような気分にさせられたなんて思ってしまう人もいるようで・・・。
さてこの事件ではどう使われているのか、お楽しみです。
テレビでは、「十津川警部シリーズ」ではない「鉄道捜査官シリーズ8」でこの作品を原作とする 「山形鉄道フラワー長井線、狙われた終着駅!」が放送される。登場人物は捜査陣以外、一致する人物が いますが、犯行場所・使用路線は異なっており、原作とはかけ離れたものと言っていいと思います。  北海道や九州など遠い土地で起こる事件が多い中、外房線沿線で起きる事件という事で買って読んでみました。

評価
☆☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点)