十津川警部
「スーパー隠岐」殺人特急

目次 主な登場人物
第1章 夫婦二人旅
第2章 四つの事件
第3章 心中再び
第4章 隠岐・知夫里島
第5章 現世と来世
第6章 あの世へのパスポート
第7章 最後の旅
解説
山前譲
ISBN978-4-08-746285-2

2008/4/25初版
集英社文庫
533円(税引)
菅原徳介・里子夫妻
山下文男・美佐子夫妻
佐々木弥太郎・文江夫妻・太田夫妻
桧垣慶子・木下太郎
神谷不二雄・紀子夫妻
藤本春男・秀子夫妻
太田垣誠

三田村刑事・北条早苗刑事
本多捜査一課長・三上刑事部長
鳥取県警青田刑事・静岡県鏑木刑事
東京・板橋警察署野村刑事
東京の老夫婦が、鳥取から津和野へ。息子の借金を苦に自殺し、その金を返済する 当てのない夫婦が選んだ死出の旅だった。思い出の地・秋芳洞を訪れたとき、何者かに襲われ、妻が殺される。
その頃、東京で相次ぐ老夫婦の失踪に不審を覚えていた十津川警部は、独自の捜査に乗り出す。
やがて、事件の陰に謎の組織の存在を突き止めるが・・・。東京・山口を結ぶ、怒りの捜査行(表紙うらのページ参考)
ちょっとネタばらしになってしまうかもしれませんが、 今の時代、なんでも儲け話にしてしまう人がいて、「中でもお金はいくらかかってでもいいから、こうしてほしい」 なんて考えている人を対象にというのがこの話。
ただ、これが法律ぎりぎりの事なのか、それとも犯罪として取り締まる事ができる事ができるのか、十津川警部たち は捜査に行き詰まります。
ちょっと前にオウムの事件がありましたが、人間の心理に対しての捜査は難しく、十津川警部たちも苦悩するので あります。
評価
☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点)  ありえない話ではありませんね。