目次 | 主な登場人物 | ||
第1章 サバン 第2章 絵のなかの男 第3章 公判開始 第4章 勝負を分けるカギ 第5章 コネクション 第6章 面接試験 第7章 最後の証人 |
ISBN978-4-408-50505-3 2009/1/25初版 実業之日本社 819円(税引) 新書192ページ |
中西遼 中西の前亡き妻・加藤由美子 今回、殺された中西の妻・工藤秀美 元警視庁刑事・古賀昌幸、木村健次郎 サバン・小林健介 東京地検検事・滝本 崎田法律事務所弁護士・崎田、佐藤伸子 黒田真、水沼結衣 三上刑事部長 | |
資産家の女性が自宅で殺された。 第一の容疑者は年下の夫。長身で美男の夫は、過去にも年上の妻が不審な交通事故で死んだために、10億円の遺産を相続していた。 警視庁捜査一課の十津川警部は夫を犯人と確信する。 しかし、逮捕後、夫は殺害の時刻に伊豆急の「リゾート21」に乗車していたことが判明。 しかも、そのアリバイというのは…!?そして、追い詰められた十津川は…。 (裏表紙文) 「月刊J-novel」('08年5〜11月号)に連載されたものです。 |
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いわゆる法廷ものです。 サバンとは、サバン症候群の事で、日本人で言えば、山下清さんがこの症候群だったという事。 自閉症や知的障害のある人が、 ある特定の分野に限って、常人には及びもつかない能力を発揮する者の症状を指すとの事です。 山下清さんがこの症候群であった事は、この本で初めてしりました。(ポリポリ) 事件は、状況的には、真っ黒の中西ですが、検察に送った後、あるものに出会い、十津川警部が窮地に立たされます。 さて、どう、このアリバイを崩すのかが、醍醐味でした。 ただ、当初、弁護側の参考人がある職業だけに、最初からこんなに窮地には立っていなかったのでは?と私は思ったので、 ややそこら辺で減点かな。すいません。 評価 ☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点) |