十津川警部
四国お遍路殺人ゲーム

目次 主な登場人物
第1章 同行二人
第2章 予告電話
第3章 遍路ころがし
第4章 動機の解明
第5章 若い遍路の女
第6章 射撃の腕
第7章 ゲームの勝者
ISBN978-4-08-775385-1

2008/3/10第1刷

集英社
819円(税引)
新書2弾書き205ページ
テレビディレクター・井上美奈子
広報部長・青木
美奈子の先輩・佐野清美
美奈子の同僚・木田昭
遍路順打ちを行くA子、遍路逆打ちを行くB子
小暮由香里?
Mエレクトロニックス社長・大田黒淳一
遍路姿で射殺された女

三田村刑事・北条早苗刑事
本多捜査一課長・三上刑事部長
徳島県警増田警部、岡本県警本部長
東京深大寺。テレビ番組のディレクター井上美奈子が、お遍路姿の絞殺体で発見された。
美奈子の企画したお遍路の速さを競う“お遍路ゲーム”収録目前の出来事で、番組制作には反対の動きもあったという。
翌日、捜査本部に「四国八十八カ所巡りで、人が死ぬ」という内容の電話が入る。
予告電話に警戒の必要を感じた十津川警部は、徳島へ。お遍路姿に変装し番組収録を見守るなか、
お遍路さんが射殺され、事件は意想外の方向へ…。東京から四国お遍路みちを巡る難事件に挑む十津川警部の名推理。(裏表紙文)

「ケータイ雑誌theどくしょ」で2007/4月〜10月まで配信
題名からすると、四国4県にわたる88箇所を舞台にしたものを、想像していましたが、さすがに範囲が広すぎ なようで、徳島に存在する23の札所を舞台としています。まあ、当然なんでしょうが、ちょっと残念な気がします。
一見、ゲームの勝ち負けによる賭けの行き過ぎた争奪戦を、中心とした内容かと思ってましたが、ねじるところが京太郎さん らしく、おもしろかったです。
実際、歩くと相当な距離を歩く四国八十八カ所巡りですが、バスでもいいから訪れてみたいと思います。その時には、 殺人ゲームなしでお願いしたいです。

評価
☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点)   今年は桜が咲くのが早いようですね。