殺人者は西へ向かう
目次 主な登場人物
第1章 ISK
第2章 一人の男
第3章 三人目の死
第4章 裏と表
第5章 過去への旅
第6章 遠すぎる過去
最終章 殺人者は東に帰る
ISBN978-4-04-788193-8

2008/12/5初版発行

カドカワ・エンタテイメント
800円(税別)
311ページ
小堺信介、妻・文恵
三枝修一郎、息子・誠
井上修
吉田要・金子健一・吉川学
三枝が住んでいたアパートの大家・鈴木美恵子
ニセ佐伯潤一
水原徳太郎
戸田恵子・黒川光子
浅井・菊池両弁護士

北条早苗刑事・三田村刑事
三上刑事部長
岡山県警捜査一課・奥田松本警部
小堺信介は、仲間5人と遺品整理会社、ISKを立ち上げた。身寄りのない老人が亡くなった際、
有料で遺品を回収する会社だ。最初の依頼が無事に片付いた翌朝、倉庫代わりのアパートで従業員の井上が死体となって発見された。
この事件を担当する十津川警部が、遺品の主である亡くなった老人・三枝修一郎の身元を洗い始めると、
三枝の知り合いが岡山で殺されていたことがわかる。急遽、岡山に飛ぶ十津川。そこで彼を待ち受けていたのは、第3の殺人事件だった…。
十津川警部は、殺人の連鎖を止められるのか!?事件の裏に存在する、時代を超えた因縁とは?時間と場所が交錯する、傑作長篇ミステリ。
(裏表紙文)

本書は「本の旅人」2008年4月号〜10月号に連載された作品を、加筆修正したもの
題名からどんな事件なのか想像すると、捜査をあざ笑うように、次々と人が殺されて行き、西へ西へと 事件が発生していく様を思い浮かべました。ただ、読んでみると、雰囲気がガラリと違います。そこが意外と言うでした。
個人的には、なんだかんだと、気持ち的にあまり読もうという気合がでない時期でして、読み始めから終わるまで、 時間がかかってしまいました。やっぱり事件が核心にたどり着くまでは、なかなか読むようにはならないです。(苦笑)
他の京太郎さんの作品に「殺人者は北へ向かう」があるそうです。西と北が違っただけですが、どう内容が変わるのか、 ちょっと興味がでました。

評価
☆☆☆☆☆ 星3つ(星5つで満点)    殺人者が北に向かう話もあるそうです。