目次 | 主な登場人物 | ||
第1章 第1の事件 第2章 三つの接点 第3章 女の過去 第4章 新たな殺人 第5章 マンションのカギ 第6章 東北新幹線 第7章 影の人間 第8章 一人の男 第9章 36年前の疑惑 第10章 北への旅 第11章 海の心中行 第12章 アリバイの追及 第13章 怨念の声 解説 郷原宏 |
ISBN4-06-274794-4 2004/6/15第1刷 2009/7/1第5刷 講談社文庫 629円(税引) 411ページ |
車掌長・上田、専務車掌・広野 日本海の乗客・河野ゆう子 看護婦・松本かね子 救急隊員・安井 山崎孝一、小西徳之助 堀田俊一郎、堀田信二 堀田要 田中刑事・本多捜査一課長 秋山刑事 秋田県警小野警部 青森県警三浦警部、西野刑事 京都府警杉浦警部、井原警部 | |
青森から大阪まで、日本海をひた走る寝台特急で専務車掌が絞殺された。
事件の鍵を握るのは5年前に車中で出産した若い女性。その足跡を辿ると、男女が続けて不審な死を遂げていることが判明。
おまけに当人らしき女性は越前岬から投身自殺したという。強烈な謎とサスペンス、十津川の推理が冴えわたる! (裏表紙文参照) 「カッパノベルズ」1985年2月、光文社文庫として1988年12月に刊行されました 列車・飛行機などのダイヤ等は、事件発生時、1984年当時のもの。 |
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五年前、下りの寝台特急「日本海」に乗車していた車掌の広野は、
車内で出産まじかの乗客が苦しんでいる事で、車内にいる看護婦に助けを求め無事出産したと言う。
この日、偶然見かけたその乗客に乗務の合間を縫って会いにいったはずだった。
その後の捜査で、出産を助けた看護婦と、途中駅から病院に運んだ救急隊員がその後、それぞれ事故などで死んでいた
事が判明。5年前に車中で起きたこの出来事がどうやらキーポイントとなった。
普通なら「出産」というめでたい出来事、喜ばれる事なのに、恨まれ殺されるのには、何があったのか? だいぶ話から離れますが、「メモリー」という題名が入った歌と言えば? 「愛のメモリー」ですか?「メモリーグラス」?それとも「スターダストメモリー」?ちょっと古いかな(笑)。 評価 ☆☆☆☆ 星3つ(星5つで満点) 寝台特急日本海の専務車掌、車内で殺される! |