目次 | 主な登場人物 | ||
第1章 飛騨高山民芸館 第2章 十津川警部 第3章 私立探偵 第4章 疑惑の的 第5章 証言 第6章 一つの壁 第7章 解決の糸口 第8章 終局 |
ISBN4-408-50455-6 2005/9/25初版発行 JOY NOVELS 819円(税別) 新書版221ページ |
女子大生・小田杏子、相川みどり 阿井今日子 長田旅館・長田良江 東京都公安委員並び中央興産社長・新倉卓一 北川敏彦 私立探偵・堀田栄、塚越貢 OL・間垣ユキ、田村しのぶ 堀田の妻、堀田幸子 本多捜査一課長 岐阜県高山警察署・細川刑事、佐藤刑事 | |
春遅い雪の飛騨高山で若い女性が殺され、つづけて身元不明の男の他殺体が発見された。 十津川警部と亀井刑事は高山へ飛び、地元署の刑事と協力して事件を追ううち、一人の容疑者が浮かんできた。 しかし、その男には鉄壁のアリバイがあった。それを証言する第三者の女性も現れる。 名鉄特急「北アルプス」を舞台にしたアリバイに穴はあるのか…。(裏表紙文) 本作品は1985年1月30日に、「ジョイ・ノベルズ」シリーズで初版発行されました。 |
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テレビ朝日・東映版西村京太郎トラベルミステリーシリーズ第8作、特急北アルプス殺人事件、原作。初回放送、1986年2月1日 サブタイトルは、「新名古屋−下呂−高山、飛騨路で連続殺人!赤い帽子の女」 十津川警部役三橋達也さん、亀井刑事役愛川欽也さん、ゲスト 二宮さよ子さん、芦川よしみさん、鈴鹿景子さんなど |
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特急北アルプスは、かつて、名鉄の名古屋より、犬山を経由し、鵜沼にてJR(当時、国鉄)に
乗れ入れし、高山間を走っていた特急列車である。 車両は名鉄キハ8000系という気動車が当初使用されていました。 乗り入れる高山本線が非電化という事から、自社区間が電化区間にも関わらず、相手の電化方式に合わせた形と なった。このキハ8000系は、1966年、第9回のブルーリボン章を受賞。その年の鉄道友の会の会員による一番人気の高い 車両という事です。この車両は、1991年(平成3年)に後継の8500系に役割を継ぎ、役割を終えた。その8500系の 特急北アルプスも、平成13年のJRダイヤ改正に伴い、廃止された。現在、8500系は会津鉄道にて、第2の人生を送っています。 この事件は、京太郎さんのまだ始めの頃の作品で、トリックもマニアックなものになっている。まあ、OLの間垣ユキ さんが、鉄子さんだったら、あっさり「あの人が犯人だ!」と判ったのでしょうね。(笑) 評価 ☆☆☆☆☆ 星3つ(星5つで満点) OLが鉄子さんだったら? |