紀勢本線殺人事件
目次 主な登場人物
第1章 小雨の中で
第2章 南紀白浜
第3章 予定外の殺人
第4章 紀伊田辺
第5章 復讐
第6章 犯人像
第7章 愛と死と
第8章 紀南の海

<読書案内>
十津川警部、嫌われる!
2007/4/10初版
文藝文庫
514円(税引)
長谷川弓子・原口ユキ・橋野優子
第3の犠牲者・平山八重
野村貢・山下邦夫
堤防の釣り人・小野田悟
城南交易・高沢慎一郎

三上刑事部長
和歌山県警中村警部・吉田刑事
南紀・新宮で若い女性の死体が発見された。額には無残なX印の切り込み があった。東京・世田谷でも、若い女性が殺され、その額にもX印が・・・。
残忍な連続殺人か?二人のイニシャルが同じなのは偶然なのか?犯人の異常な残忍さの裏にあるものは?
そして串本での三人目の犠牲者が・・・・。十津川警部は南紀へ向かう。(表紙うらのページ参考)
本線シリーズ第2弾。1弾目は現在、購読中。 しかし、イニシャルと年が同じだからといって、事実上殺されるのは嫌ですね。でも、実際にこんな事件が 起きたら、日本中大パニックになるでしょうね。
十津川警部が事件の謎を解く手段として、データバンク会社が登場します。読んで感じたのは、フィクション とは言え、データバンクである特定のイニシャルの人がわかってしまうんですね。ただ、これを使うのは 有料である為、利用した人の履歴も残ってしまうので、この事件でも犯人が特定できてしまいます。 しかし、情報社会って改めてみると、おそろしいものですね。

評価
☆☆☆ 星3つ(星5つで満点)   「紀勢本線のKで(殺人が)行なわれる。」という所がやや ・・・。