十津川警部 帰郷・会津若松
目次 主な登場人物
第1章 帰郷
第2章 SL列車の男
第3章 ならぬものはならぬ
第4章 選挙戦
第5章 旧家の娘
第6章 からくり芝居
第7章 最後の戦い

解説 小椰治宣(文芸評論家)
ISBN4-06-274881-9
2004/9/15初版
2006/11/22第4刷
講談社文庫
517円(税引)
317ページ
高木正幸・佐々木綾
水谷新平元衆議院議員
東山温泉芸者・君佳、照代
安田行成代議士
小松正順
歴史の人物・中野竹子
中野竹子と名乗る女?

三田村刑事・北条早苗刑事・三上刑事部長
神奈川県警鈴木警部
会津若松署沢田警部
代議士をめった刺しにした男が出所した。12年間動機について黙秘を貫いた男が 向かったのは故郷・会津若松。
だがそこで彼を待っていたのは度重なる脅迫と尾行。刑務所に唯一 手紙を寄越した女と喜多方に行けば同じSL列車内で殺人が。「いよいよ始まったな」 十津川は事件の鍵を白虎隊と会津妻子隊に見出した!(裏表紙文)

小説現代2001/4〜10月号初出誌
2001/11月ノベルズ化
この事件で、「SLばんえつ物語号」が登場します。でも、当日、ふらっと乗れるものなので しょうか?
ある殺人事件で刑務所に入った男・高木が出所するまで、唯一受け取った手紙の主と思われる 女性・佐々木綾。この人は、犯人の仲間だったのか、どうだったのかはっきりしません。
城下町シリーズ第1弾。解説に書いてありましたが、作者の西村京太郎さんの好きな女性観は、ここに出てくる 会津の有名人・中野竹子のような人だとの事。どんな人かはこの事件を読んでみては如何ですか?

評価
☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点)