目次 | 主な登場人物 | ||
第1章 西大山駅(1年前) 第2章 ある男 第3章 巨大増設地 第4章 原発問題 第5章 再び西大山駅 第6章 入り乱れて 第7章 最後の戦い |
ISBN978-4-19-850922-4 2012年12月31日初刷 トクマノベルズ 857円(税引) 202(新書サイズ)ページ カバーデザイン 加藤岳 |
千原玲子、マネージャー・坂本明 高木美由紀 玲子の元マネージャー・渡辺浩二 玲子の後輩女優・本間純子 F&Kファンド、井上広報部長 F&Kファンド九州支店長、原口修一郎 篠崎弁護士 鹿児島県知事 トラック運転手、片桐 北川真由美、中曽根恵 太刀川勇 三田村刑事、北条早苗刑事、片山刑事 本多捜査一課長、三上刑事部長 鹿児島県警指宿署新藤副署長 鹿児島県警品川警部、島田警部 | |
東京・田園調布で人気女優の千原玲子が射殺され、自宅にあった百万円が奪われた。 容疑者として浮上したマネージャーの坂本を追って鹿児島に飛んだ警視庁十津川班の,三田村刑事が、JR日本最南端の駅である指宿枕崎線の西大山駅で狙撃されたのだ! 九死に一生を得た三田村刑事。 一方、十津川は二十年間玲子のマネージャーを務めた渡辺浩二に会い、玲子の愛人であるF&Kファンドの九州支店長・原口修一郎の存在を知る。 南九州で原口が推し進める巨大プロジェクトをつきとめた十津川…。 (表紙裏文参照) 【初出】「読楽」2012年4月号〜10月号 |
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去年末から、結果的に長い間読んでいた本でした。期間が長いと、どういう展開だったか、わからんくなりますね。 題名で「火の国」がつきますが、個人的には「火の国」から発想するのは、やはり熊本・阿蘇なんです。でも、鹿児島・桜島も有名な活火山ですから、 「火の国」と言われれば、違うとはいえません。 今、日本でも問題になっている事柄が、この事件の背景には設定されています。それが何かは、ここでは書かないでおきます。実際、決まるとすれば、 こんな形で決定されてしまうのでしょうか。 事件の最後に、トンネル内に綴じ込まれてしまう十津川警部たち。その脱出方法が、印象に残ります。本当にそういう風にできるのかは、 わかりませんが・・・。 評価 ☆☆☆ 星3つ(星5つで満点) 三田村刑事、西大山駅で狙撃される! | 原口修一郎 | 千原玲子 | 玲子は、原発誘致による土地売買問題にて、F&Kファンドの企みを知っていた。 |