箱根 愛と死のラビリンス
目次 主な登場人物
第1章 箱根細工
第2章 お伽噺
第3章 雪の大涌谷
第4章 反証
第5章 オークション
第6章 疑惑の輪
第7章 奥湯河原で終り
解説
長谷部史親
ISBN4-10-128514-4
平成14/1/1初版
新潮文庫
514円(税引)
321ページ
フリーライター・細川浩
江本タカシ、日本画家・白井敬
画廊オーナー・谷藤君子
白井敬美術館・木原作次郎
美術評論家・田端直人
画商・島田勇、加倉井・永井実
美術日本社編集長・木暮、贋作師・伊地知浩

三田村刑事・北条早苗刑事・田中刑事・片山刑事
三上刑事部長
神奈川県警神木警部
殺害されたトラベルライターが遺した箱根の観光地図には 「一つ二つで、人殺し/三つ四つで、仇討ち…」
という奇妙な文句が記されていた。
しかし殺人犯と目された男は撲殺死体となって大涌谷で発見される。
その文句が、時価数億円という幻の名画の行方に関係していることを掴んだ十津川警部と亀井刑事は、
事情を知る美術評論家を訪ねるが…。
箱根・奥湯河原に展開する白熱の追跡劇。(表紙うらのページ参考)
ラビリンスとは・・・。調べると迷宮の意である事という事。迷宮とは、 部屋や通路が入り組んだ迷路のような建築物のこと。この作品にも出てくる箱根の土産で有名な箱根細工を象徴させる 事件の事を指しているようである。
テレビでお宝探偵団などでもそうですが、判定する方がその気になれば、 本物でも贋作になり、贋作でも本物になり得る事になります。嘘はついてはいけませんね。
表題にある登山電車 は出てきません。それと、表題の愛って何にかけているんでしょうか?
評価
☆☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点)