函館駅殺人事件
目次 主な登場人物
第1章 函館港
第2章 札幌ー函館
第3章 駅助役
第4章 朝市の客
第5章 4番線ホーム
第6章 津軽海峡
第7章 死者の顔
第8章 弾痕
第9章 再び函館へ
第10章 東京
第11章 連絡本部
第12章 射殺
第13章 疑惑の中で
第14章 最後の賭け

解説 香山二三郎
ISBN978-4-334-71088-0

1999/2/20初版1刷
2007/6/30 31刷
光文社文庫
514円(税引)
296ページ
金井英夫
藤原マリ子
松本弘
函館駅助役・矢野
鉄道公安官室長・山根
スナイパー・瀬沼
元・駅員、今西
駒田リース第一営業所長・駒田悟
中央興産取締役・緒方俊吾
池内宏子

清水刑事
北海道警西警察署岡田部長刑事・中本署長
北海道警赤木警部
麻薬捜査官・秋山治
轢き逃げ犯人に仕立てられたカメラマン金井は、出所直後、自分を罠にはめた後輩松本を刺殺して故郷函館へ 逃亡した。
彼を慕う美貌のモデル。2人を追う警視庁十津川警部と亀井刑事は、函館駅に張り込んだ。
…粉雪の舞う北の駅を背景に、愛にすがる殺人逃亡犯の蔭に秘められた謎を描いて、サスペンスと詩情に溢れた名作。
(裏表紙文参照)
TBS系十津川警部(渡瀬恒彦さん)シリーズ第4作、函館駅殺人事件、原作。初回放送、1994年3月28日
この事件は、「東京駅殺人事件」に始まる「駅シリーズ」において、第3弾。 東京駅・上野駅と続いたシリーズで、このシリーズ初めて地方の駅に舞台を移し、 この後、現在第8弾目の京都駅までの足がかりとなったそうだ。
テレビシリーズでは、TBS十津川警部シリーズの4作目として放映されました。本編では、まだ青函トンネルが完成しない時代、 しかもまだJRが国鉄という設定なのですが、テレビでは始めから「北斗星」が登場。池内宏子は本編では後半に登場しますが、こちらでは 「北斗星」同様、始めから登場し、しかも演じるのは、池上季実子さん。十津川警部とは何やら深い関係があるようでして・・・。
私としては、このサイトでどこかで書いているかもしれませんが、青函連絡船は乗った事がない(別のフェリーは乗っているのですが) ので、一度味わってみたかったと思います。テレビシリーズでも、この事件でも、以前の函館駅が舞台になっています。以前の函館駅は 見た事があるのですが、現在の駅舎は近代的になりました。個人的には以前の駅舎の方が、良かった気がします。
さて、今回はこの駅を舞台にどんな事件が起きるのでしょうか?読んでからのお楽しみという事で。
あとこの「駅シリーズ」の残るは、東京駅と上野駅の1,2弾目の作品です。なる早で読んでみたいと思います。

評価
☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点) 「駅シリーズ」第3弾。遥々来たぜ函館〜