目次 | 主な登場人物 | ||
第1章 ヨコハマ 第2章 一つの歴史 第3章 殺人の交叉 第4章 ある名簿 第5章 弁護士の使命 第6章 真偽の間 第7章 別れの花束 |
ISBN978-4-396-33791-9 平成24年10月20日初版第1刷 祥伝社文庫 に1-38 562円(税引) 244ページ カバーデザイン 三潮社 カバーフォト High5(PIXTA) こばやし(PIXTA) |
西本刑事の同窓生・篠塚美奈 横浜外国人墓地管理事務所職員・五十嵐 狩野仁、山崎美香 新藤ゆかり 弁護士、K・サユリ ジョン・トーマス、妻・ケイコ(過去) トーマス商会、マイク・トーマス社長 音響学研究所所長・大下 加藤伸二 三田村刑事・北条早苗刑事・ 三上刑事部長 神奈川県警川口警部、県警本部長 | |
警視庁の西本刑事は、大学の同窓生篠塚美奈に会うため横浜の外国人墓地に赴く。だが、待ち合わせの墓石前では、女性が刺殺されていた。 被害者は「篠塚美奈」と判明するが、見知らぬ人物だった。同姓同名の女性が偶然殺されたのか?しかも美奈本人は直後に失踪。 一方、東京・新橋でその墓石に縁の男が殺害され、事件は複雑な様相を見せ始めた…。十津川の推理は!?―。 (裏表紙文参照) この作品「外国人墓地を見て死ね」は平成21年9月ノン・ノベルから刊行されたものです。 |
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今まで外人墓地と言っていました。すいません。本来、外国人の略称に過ぎない言葉なのですが、外国人の方に対して、不快なイメージ
があると言われているらしく、改めて、この本を読んで、反省しなくてはいけませんね。 この「外国人墓地」ですが、東京などで言うと、おおよそ横浜にある「横浜外国人墓地」を差すと思っていたのですが、北は函館、南は長崎まで、 存在するという事を、こちらも改めて認識しました。 横浜外国人墓地のHPによると、ペリーが日本に開国を迫った艦隊の乗組員が、墜死して、この乗組員の 埋葬と共にアメリカ人用の墓地を要求。その要望として「海の見える地」が合う場所として、横浜の元町一丁目の増徳院に埋葬されたのが、横浜山手の 外国人墓地の始まりとされているようです。 その後、開国し、日本で亡くなる外国人の方も多くなり、場所の拡張や、大震災などあって、場所の移動など があったそう、現在の場所になった模様です。 私は生まれてから、旅行でも日本から出た事のないものなので、実際の気持ちはわかりませんが、祖国で死ぬ事の出来なかった虚しさもあるのではと思われ、 無念であったろうと思います。機会があれば、そう遠くはないので、行ってみたいと思っております。 「横浜外国人墓地_ケイコ・トーマス」で検索しても、該当しそうな項目はないので、フィクションとは思いますが・・・。 評価 ☆☆☆ 星3つ(星5つで満点) 横浜外国人墓地内で、殺人事件発生! | K・サユリなど | 狩野仁、山崎美香 | ケイコ・トーマスの遺産目当て。トーマス社よりの代理人の立場を利用し、だまそうとした。 |