富士・箱根殺人ルート
目次 主な登場人物
第1章 ロマンスカーの死
第2章 箱根の死
第3章 予感
第4章 重要参考人
第5章 逮捕の日
第6章 判決下る

ISBN4-06-181484-2

1990/4/5初版
講談社ノベルズ
680円(税引)
210ページ
高見沢商事社長・高見沢敬
高見沢の妻・高見沢冴子
高見沢商事副社長・広田実
冴子の妹・中井美矢子
高見沢商事顧問弁護士・春山
元木法律事務所、弁護士の卵・小山啓介

三上刑事部長・本多捜査一課長
神奈川県警中込警部
小田急ロマンスカー最新鋭車で、青年実業者が青酸中毒死した。
彼は不仲だった妻と和解旅行中だったという
3日後、箱根・仙石原で元女優だった若妻の絞殺死体が発見された。
無理心中かと思われたが、十津川警部だけは、財産狙いの連続殺人ではないかと疑問を持つ
真犯人と十津川警部の息づまる”頭脳の対決”!
(裏表紙文参照)
「小説現代」'89年8〜10月号連載
巻末では最新鋭車両と書かれてあった小田急の10000系ですが、
今では一部、長野電鉄に譲渡され第2の働き場所で活躍中ですね。
さて、事件は副社長の広田が怪しいという事で当分続きます。最後にドンデン返しがあります。 さてどんな曲面となるか、お楽しみです。
この頃はまだ品川に新幹線が止まってない時代。東京から中央快速で新宿に行くというアリバイ崩しが ありますが、今の時刻表でいうと、アリバイはどう変わるのでしょうか?

評価
☆☆☆☆ 星4つ(星5つで満点)