目次 | 主な登場人物 | ||
昔の女 第二の殺人 アリバイ 記者会見 過去を追う 罠を張る 目撃者 再び「あずさ」 追跡行 モンタージュの男 対決 解説 山前譲 |
ISBN4-06-274873-8 2004年11月15日第1刷 講談社文庫 に1-83 590円(税引) 355ページ カバーデザイン 盛川和洋 カバー写真 KENICHI MINORUTA SEKAI BUNKA PHOTO |
日下刑事の昔の彼女・川井けい子 けい子の不倫相手・坂田恵一郎 元K組・田辺健 M銀行田園調布支社支店長・吉野 元S組・丸山伍郎 あずさ22号・吉沢専務車掌 「世界と青年」社編集者・矢代悠介 金子哲夫、加藤勇一郎 橋野要、新井優子 警視庁広報室長内野、西世田谷署管理係大崎めぐみ 機動隊員新田巡査、田中浩 小淵沢駅駅長 あずさ19号・佐野専務車掌 水沼、代議士・浜谷岩男、長谷川圭 清水刑事、 本多捜査一課長、三上刑事部長 警視庁佐々木警部、福岡県警塩見警部 長野県警大野警部、田辺刑事 | |
新宿から松本まで一緒に行ったことにしてほしい。恋人だった刑事に嘘のアリバイ証言を頼んでいた女が殺された。 十津川は問題となる時刻に起きた現金強奪事件に着目。ところが共犯と思われる銀行員も絞殺された。どちらの死体にも拷問の痕跡が。 強奪犯たちを狙うXの正体は?事件は意外な貌を見せ始めた。 (裏表紙文参照) この作品はカッパ・ノベルズとして1986年5月に、光文社文庫として1989年10月に刊行されました。 |
|||
TBS系十津川警部(渡瀬恒彦さん)シリーズ第37作、特急「あずさ」殺人事件、原作。初回放送、2006年10月2日 ゲスト 星野真里さん(新井優子役)、高橋和也さん(橋野要役)、山本圭さん(内田聡介役)、西本はるかさん(河合けい子役) |
|||
テレビとの内容は違うようです。テレビで中心となる星野真理さん演ずる新井優子は、原作では登場後すぐ拉致されて、
ほぼ最後まで出てきません。やはり華やかな女優さん中心に、ドラマが動かないと、という訳でしょうか。山本圭さんが演じた内田聡介は、
おそらくは内野の存在に近い役柄で、元パイレーツの西本はるかさんが演じた河合けい子は、TVの方は、西本の彼女だったという事ですが、
原作では、日下刑事の元彼女となり、名前も川井→河合と変更されています。又、星野真理さんが演じた新井優子と、高橋和也さんが演じた橋野要は、
TVでは、橋野が新井に対して、パワハラしてる関係ですが、原作では、おそらくは通常の恋愛に等しい関係になっているようです。 本の内容では、最初の方は、現金強盗に関わった人が殺されていき、仲間割れによって起きていると佐々木警部などは思っていました。その辺に関しては、 なんとなく事が進んでいきますので、少々退屈なのですが、Xの正体がわかってからは、対決姿勢が明瞭となって、展開が面白くなりました。 評価 ☆☆☆ 星3つ(星5つで満点) 日下刑事、元かのにアリバイを頼まれる。 | 警視庁広報室長・内野 | 川井けい子、丸山伍郎など | 現金強盗にて、証拠がない容疑者に対し拉致し、アリバイのみを聞き、 そのアリバイが嘘だと、次々と殺していった |